月ノ陰革命記
我々の住む世界[日ノ本]の裏世界[月ノ陰]。
時は[日ノ本]で言う江戸。
人間に虐げられ続ける憐れな妖たちは、最後の希望を[妖ノ里]に託し、日々をひたすらに耐える。
[妖ノ里]で妖として暮らす捨て子の少年・朱と猫又の杏は、一矢報いるために師匠であり育ての親である天狐・常盤とともに里の妖達と一致団結して、残虐非道な人間に立ち向かう。
深く美しい妖の友情、和やかな日常の崩壊、慕う人の喪失、それぞれの心の葛藤、まだ青い彼らに迫る革命の狼煙。
大切なものの為、他人の為に、ただ一途に戦い続ける彼ら妖達の運命を綴る、革命の記録。
初投稿ですので、何卒お手柔らかに願います。