子供たち
さて、フレイヤ自殺未遂事件から一週間
フレイヤは毎日どこかに修行に行っている
そしてグレンとテツは
「走れ、テツ!!」
「はい!!」
アイリスの過酷な修行を受けていた
アイリスの広範囲魔法攻撃をひたすらかわすシンプルだが二人は確実に成長している
俺も魔法の習得と魔技の開発両方を行っている
「ふう、」
俺は本を閉じる流石に目が疲れた
「あ、あの、魔王様」
声のしたほうを向く小さな子供たちが花の冠を持っている
「ん?、どうした?」
子供たちはもじもじしている
「魔、魔王様これ!」
そういうと子供たちは花の冠と何かが包まれた袋を渡してきた
俺はできる限りの優しい笑みを浮かべ
「我にくれるのか?」
「は、はい、」
子供たちが俺の体に花の冠をつけていく
頭、手、首、至る所に花がついていく
そして袋を開けるそこから甘い香りがする
「これは」
中にはクッキーが入っていた一つ取る子供たちがキラキラした眼差しでこちらを見る
口に入れる噛むとしっとりと柔らかくふんわりとした甘みが口に広がる
「うん、うまい」
子供たちがパッと笑顔になる
「あら、魔王様、おしゃれですね」
フレイヤが修行から帰ってきた
「ああ、子供たちの自信作の集大成だ」
フレイヤが俺に近づいてくる
「フレイヤお姉ちゃんも!」
子供たちはまたたくさんの花の冠を取り出す
・・・・どこから出した?
「ふふ、ありがとう」
俺はクッキーを差し出す
「フレイヤもどうだ?、子供たちの絶品クッキーだ」
「そうですか、私も貰っていいかしら?」
フレイヤは子供たちに確認を取る
「「うん!」」
子供たちは頷く
「では、」
フレイヤはクッキーを取り口に運ぶ
「ん!・・・しっとりとして甘くておいしい」
「えへへ、アメリアさんが手伝ってくれたの!」
アメリアが
「そう、アメリアが」
そういえばアメリアこの町の市長に選ばれたって言ってたな
「ふう、私も休憩したら頑張らないと」
そういうとフレイヤは大きな袋を置き座り込む
「フレイヤ、その中には何が入っているんだ?」
「?、これですか?、これはですね」
フレイヤは袋の中を見せてくる
中には木片や木の実がある
「?これはなにに使うんだ?」
俺は木片を指さす
「これはのりの木と呼ばれる木の木片でこれをお湯につけて煮込むと接着剤になるんです」
ほうそれは便利だ
「あれ?、魔王様、休憩ですか?」
グレンとテツがボロボロになってこちらに歩いてくる
「お、おつかれ、二人とも」
「ふう、ようやくひと段落ですわ」
「ほらお前たちも食え」
俺はクッキーを差し出した




