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死んでしまった君の話  作者: 聴し色
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5

大切なものは失って初めて気付くだなんて言うけれど、僕はずっと気付いてた。

君が僕の〝大切〟だって。

でも参ったな。

こんなにも大きな〝大切〟だったなんて。

君を失って君がどれだけ僕の心を占めていたのか気付いたよ。

僕は失って初めて気付くだなんて馬鹿なことはしないって思ってたけど、違った。

どんな形であれ、失って初めて気付くものってあるんだね。

人間は馬鹿だなぁ。

失う前に気付くことができたら何か変わっていたかもしれないのに。

でも、見えないのかもね。

君が隣にいたら見えなかった。

僕は君の向こうの景色が見えなかったんだ。


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