03話. わくわく炭鉱夫
遺跡の通路を爆走する一人の少女の姿があった。
「何でこんな浅い所に天使の成れ果てがいるのよーー」
遺跡の中は廃墟どおしを無造作に繋げた感じで出来ていて住居や団地や学校といった様に部屋がたくさん並んでたり扉や通路や階段の先が行き止まりやシッピングセーターの様になってたりと階層毎に決まっていないためマッピングもしづらい上、目茶苦茶広い。
その上、通路や部屋にはモンスターや天使の成れ果てや悪魔の成れ果てが居るのでそれを撃退若しくは見付からないようにしながら発掘しなければならない。
モンスターの中でも厄介なのは天使の成れ果てと悪魔の成れ果てである両方とも見た目はグロ、好戦的、そして攻撃しても傷が直ぐ治る、倒した話は聞いた事もない。なので見付かったら逃げるしかない。
こんにちはサクラです。
いやー参りました。壁を壊したら目の前に天使の成れ果てがいるとは思いませんでしたよ、ひたすら逃げ回ってるんですが巻くことができません。これは久々のピンチです。
ドカーーン!
逃げてるうちに吹き抜けの開けた場所にでた瞬間、正面の上から爆発共に人影が飛び出してきた。そして続けて悪魔の成れ果てが飛び出しくる。
悪魔の成れ果てに向けてサクラ走り、飛び出してきた人影とも天使の成れ果てに向けて走る。
成れ果てと言っても元は天使と悪魔、それが同じ場所に居合わせたら人なんて気にならなくなり戦い始める。
(助かった、悪魔の成れ果てに追われてた人はもう逃げたみたいだから私も逃げますか)
そう思いながら、その場からそそくさと逃げるのであった。
「さ~もりもり掘るわよ!」
その後は特に大きなトラブルもなく探索をしセーフエリアに着くと一人の男に出会す。
「人と出会すなんて今日は二度目だな!もしかして先ほど天使の成れ果てに追われてたのはお嬢さんかい?」
「じゃ、貴方が悪魔の成れ果てに追われてた人ですか⁉あの時は助かりました」
「いや~此方こそ助かったよ」
握手を求めてきたので警戒しながら近く。
「警戒しなくても大丈夫ですよ。強欲に手を出しませんよ!御互い無事ですみませんからね」
「そうですね、遺跡に単身で居るのは強欲ぐらいですからね」
「私はアルフレットです。以後お見知りおきをサクラさん」
「此方こそサクラです?……何で私の名前を?」
「それは女性の強欲は二人しかいませんので、見た目から判断すればサクラさんしかいませんからね」
「あぁー成る程!」
サクラは手をポンと叩く。
アルフレットさんの見た目は細めで糸目でニコニコしてる顔付き。印象は如何にも善人そうに感じるけど、何か油断できない感じの人だ。
そして互いに情報交換する。基本ここで交わされる情報はモンスター位置やセーフエリア等てある。
どうなやら成れ果ては先程遭遇した2体以外にもいるようだ。
「珍しいですね浅い所に複数の成れ果てがいるは。今までは、ほぼいなかったのに」
「ま、原因は……」
「「古龍の移動」」
二人の声がハモった。
遺跡は広く地下や上に伸びてる。巨体の移動の為、地下は崩れ地上の建物は壊されるので、そこにいた生き物達は移動するのがほとんど。なので成れ果ても移動してきたと思われる。
簡易コンロでお茶を煎れながサクラは溜め息混じりに言う。
「タイミング悪かったですね、粗茶ですがどうぞ」
「ありがと」
アルフレットはサクラから渡されたコップを受け取り飲む。
「変わった味だね、珈琲とは違った苦味だね」
「緑茶です。私、珈琲苦手でして砂糖やミルク入ればどうにか飲めますが、わざわざここでそこまで準備するものじゃないですし」
「確かにそうだが、遺跡の中で珈琲やお茶を入れる事もないなかなか無いと思うよ。両方ともそこそこ高級品だし水の補給が難しい遺跡で休憩に飲み水を沸かす事自体無いからね」
「そうですね。あっはっはっ」
(そうなんだ、お茶や珈琲って高級品なんだ。白きゅんにお茶葉や珈琲豆拾って入れてば加工してくるから買ったこと無いから知らなかった。今度、売りに出してみよう)
「私は行くとするよ、お茶ご馳走さま」
「いいえ、あの時のお礼みたいなものですから」
「私も助かった身なんだが。お茶お礼に……古龍のお陰で路ができたかもしれないよ!ではまた何処かで」
「え!あ、じゃ……」
アルフレットは直ぐに遺跡の闇えと消えていった。
ここの遺跡は地下に広がるより上と横に広がってる感じの遺跡、そしてある場合から地面に亀裂や通路は埋もれて進めない場合がる。外から入ろうにも遺跡の外周に魔物や崖等で進めない。で一度、大規模の発掘隊を組織し比較的に通路を塞いでる残骸が少ないであろうポイントを選び挑んだが失敗に終わっている。
もしその先に行けるのならば、まだまだ見ぬ遺物がゴロゴロあるに違いない!