続 依頼
「今日は…28日…よし、今日行こう」
蘭がカレンダーを見て言った
「例の仕事今日なの?」
華がパンをかじりながら聞いた
「うん、社長が会社に居るのは今月は今日しかないから」
蘭が社長から奪ってきた手帳を見て言う
「じゃあ、今日しかないね」
凛がコートを着ながら言った
「そうだね、早めに終わらせたい」
蘭もコートを着始めた
「私たちもう200年以上は生きてるけど…爆発で会社ふっとばすのは何年ぶりだろうね」
華がようやくパンを食べ終えてコートを着ながら言った
「そうだね…もう殺し屋を初めて250年はたってるんじゃない?」
蘭がなんだかすごい事をサラっと言った
「じゃあ…行こう」
凛が言った
今日も先日と同じように会社に乗り込んだ
華はコンピューター管理室の中、凛は薬物がいっぱい入った倉庫
そして蘭は、正面玄関の前
カウントダウン開始
「10、9、8…」
華が放送でカウントダウンを始める
「7,6,5」
5で正面玄関意外のドアが閉められる
正面玄関から、人が逃げ出す
「おっとっ」
蘭が人に流されそうだ…
社長室の鍵は外からかってある…つまり社長は逃げれない
「4、3、2、…」
0で会社ないの爆弾は爆発する
「1、0!」
ドカ───────────ン!!!!!!!!!!
一気に6個の爆弾が爆発した
蘭たちは外に出る
そして、正面玄関で社長を待つ…何故か
社長室は頑丈に作られていて爆発などでは壊れないからだ
「誰だ!!爆弾を我会社に仕掛けたのは!!??」
真っ黒になった社長が出てきた
『私たちです』
蘭が言った…が姿は見えない
『ある者に頼まれ、あなたを抹殺に来ました』
たしかに声は聞こえるがやはり姿が見えない
「誰だ!!??」
社長が声を大にして言った
『truthです…ご存知ないですか?』
「…truthだと!?…笑わせる…あんなものは伝説に決まっておる!!そんな言葉には騙されんぞ!」
『そうですか…では、任務を果たさなければいけないので』
と言った瞬間、足音が聞こえた
足音は社長に近づいて行く
その足音が社長の前で止まった途端…
黒いコートを着た黒髪の女が見えた
その瞬間
“バ─────ン!!”
蘭の銃は確実に社長の脳天をとらえた
任務…社長抹殺、会社爆破…完了