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親より先に死んだ俺、異世界で徳を積んで無双する  作者: 田舎浪漫


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恐怖の魔王

随時、誤字脱字、物語の矛盾等修正していきます。


成長の糧にしますので是非酷評宜しくお願いします。


拠点での共同生活を始めてから二ヶ月あまり経過していた。

拠点周辺では【眷属召喚】で呼び出したスズメバチ部隊(50匹)とミツバチ部隊(200匹)(10匹ずつしか召喚してないのに、枯れたダンジョンでコロニー作って勝手に増えた)がブンブン飛び回っている。正直うるさい。一度『うるさいから静かに飛んでくれ』と言ったら蜂達はストライキを起こし、その日は1日何もしなくなった。そう蜂達は激おこブンブン丸(死語)だった。エマこと女王蜂様に宥めてもらい何とか許して貰えた。何故か蜂たちにちょいちょい刺されるが…許して貰えた。


「なぁエマ。蜂蜜酒って上手いのか?」


「私はお酒飲まないから分からないわね。でもハチミツたっぷりかけたパンケーキは美味しかったわ」


樽の中に溜まった大量の蜂蜜酒。そもそも蜂蜜すら作れなかった俺達だが、ミツバチ部隊の活躍で大量に手に入れることが出来た。

そして、この蜂蜜を蜂蜜酒にする事が出来たのはマミの努力の賜物だった。


「コーセーさん! ご飯ができました。……あと、お酒の方も、私の『まぜまぜ』でいい感じになってます!」


マミが笑顔で樽のふたを開ける。そこには、透き通った黄金色の液体――「蜂蜜酒」が完成していた。


『おおお! よくやったマミ! お前は最高だ!』


俺は感激して首を縦に振り羽を震わせ念話を飛ばす。するとマミの肩が「ビクッ」と跳ね上がる。


「ヒッ……! 『……よくぞ……捧げた……この黄金の雫で……世界を……焼き尽くそう……』……。え、えへへ、コーセーさん、今日もすっごく気合が入ってますね……!(涙目)」


マミは俺の声に怯えつつも、最近は「きっと喜んでくれている」と解釈して相槌を打ってくれるようになっていた。そして、驚いたのが拠点での生活が半月くらい過ぎた頃にマミにスキル獲得クエストが発生したのだ。そして無事にスキルをゲットしている。


《個別特殊クエスト『癒やしの担い手』》

スキル【錬金神の加護(癒しの料理)】


このマミの取得したスキルで蜂蜜酒は完成した。結果、判明したのは俺とエマは何もせず蜂蜜酒を作り上げたという事実だ。そう不労所得って奴だな。


一方、外からは凄まじい風切り音が聞こえていた。トールが「素振り2000回・ランニング100km」という地獄のノルマを行っているのだ。トールもまた、マミと同じ頃に、

《個別特殊クエスト『不屈の牙』》が発生し、それを達成。

無事、スキル【獣神の加護(剣狼)】を獲得した。トールがスキルを獲得した時には、俺もエマも涙したものだ。


『……やった。俺、ついに力を手に入れたんだ。師匠ありがとうございます』


『おめでとう、トール。……さて、感傷に浸る暇はない。スキルは使いこなせてこそだ。明日からの鍛錬は素振り2000回・ランニング100kmだ。なあに今日までのことを二倍するだけだ』


『……サーイエッサ』


そう俺もエマも涙したのだ。心がニートな俺と社畜だったエマにはヤスオが恐怖の魔王に見えたのだった。


「さて、早く蜂蜜酒を飲みたいから明日から行動に移すぞ。お前らも出て来い」


焚き火のそばで酒を飲んでいたヤスオが作戦会議を始める。そしてヤスオに呼ばれて小屋から出てきた5人の冒険者(重戦士の男、斥候の女エルフ、魔術師のオネェさん、治癒術師の女、弓使いの猿)とドワーフのユータも作戦会議に加わる。


「やっと…やっと皆を助けれるんですね師匠!」


トールが拳を握りしめ声をあげる。俺としては、直ぐに救出に向かいたかったが、ヤスオに『今すぐ行っても良いが、被害の10や20…それ以上も覚悟しろよ?』と言われ断念した。トールとマミには辛い思いをさせたが、それも今日までだ。


「ああ、助けるさ。その為の準備もやっと終わった!それじゃ、作戦を話すぜ?」


ヤスオが全員を見回し、それぞれが頷くのを確認する。


「まずは……………かくほー!!」

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