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坂井克之「科学の現場」まとめ

作者:

◆「科学研究」…「検討されるべき仮説の設定が重要」

 「実験研究」…「最初の問題設定」が「重要」


 「対立仮説」…研究の「目的をさらに明確なものにするため」に設定

        「Aという考え方」を「主張」するだけでなく、「もう一つのBという考えが成立しないことをも証明しなければ」ならない。


◆「日常の場における意見の相違の調整」

・これは、「科学的仮説の考え方」とは「全く趣を異にするもの」。

・「対立する二つの意見をすり合わせる」必要性

・この場合の「意見」は、「主観に基づいた意見」

従って、「現時点での妥協点を探り、これを解とする。」

   ⇔

「科学においては、基本的に妥協点は」ない。


◆発見型の研究から理論型の研究へ

「理論型研究」…「先に理論がありその理論が正しいならばこれらの事象が観察されるであろうとの予測のもと」行う、「仮説検証研究」。


◆仮説検証批判…トーマス・クーンの「パラダイム論」

 「研究者は、データを客観的に判断するのではなく、パラダイム、すなわちその時代の研究者集団によって共有されている特定の見方・考え方に基づいてデータを解釈している」。

「研究者集団が特定の考え方に支配されている」→「強引なデータの解釈がなされ、さらには支配的な考え方に迎合するような形での研究が盛んに行われ」る。=「科学の政治的側面」

「パラダイムは科学者集団で共有されている理論や方法論から構成されており、これを身につけた者が科学者と呼ばれる存在である、そしてこのパラダイムを維持するために行われる活動を科学と呼ぶのだ」。

「科学は物事の真理を追究する行いなどではなく、その時代の科学者が正しいと信じている理論をさらに精緻化するものにすぎない」。

     ⇔

「科学は絶対的真実であると信じている社会や研究者にとって、この意見は衝撃的」。


◆「現代科学」の「定義」

「客観的に計測され、再現性が示され、論理的に考察された知識の集合体」。

「科学的方法論に基づいて得られた知識」。

「結果としての科学ではなく、結果を得るためのプロセスとしての科学」。

「実際に生身の研究者が行っている科学研究の過程」。

「血と肉を持った具体的な科学」

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