06
学院に行くまでの間ガッツリ修行する事になった。
ラット、ゴブリン、ラット、ラットゴブリンと
「もう駄目〜飽きた〜」
「流石にラットとゴブリンばかりじゃ飽きるかぁ。もう少し奥まで行ってみるか!」
「賛成ー」
ラットとゴブリンばかりにウンザリなアリスと慢心気味なダウカスは安易に森の奥深くに踏み込む。
ラット、ゴブリンからラット、ウルフ、コボルト等など魔物の種類が多種多様になる。
それでも魔物達は2人の相手にならず。
目につく魔物を狩り尽くした。
翌日、2人は、また深部へ向かう。
今日は異常にラットの数が多い。
「ラットラットラット今日はラットばかりね〜」
「そんな日もあるぜ!」
翌々日
森がラットに塗れていた。
流石の異常事態に爺さんも動く
なんでもラットは弱いなりに繁殖力が異常に強いので魔物の乱獲後には数が増え上位種や希少種が産まれる確率も半端なく上がるとか
その話を聞き冷や汗をかくアリスと口が無いのに口笛を吹こうとする玉っころ。
そんな2人を爺さんはジト目で見つめるのであった。
半年間、修練とラット狩りに費やす日々だった。
爺さんが見守ってくれてるとは言えラットの群れとのバトルとかアリスの爆発が無ければ、ヤバかった!
オレも無属性魔法の習得で中位魔法まで習得出来たぜ。オレの身体じゃあ攻撃力が無さすぎるからな。
魔力刃を爪に仕立ててやったぜ!
それからの狩りは作業だった。
今日は学院に向けて旅立つ日。
爺さんはついてこない。それは爺さんからアリスへの課題だからだ。不本意だろうが。
「アリス、ダウカス気を付けてな。特にダウカス!頼んだぞ!ホントに頼んだぞ!」
爺さんや目を血走らせてウサギの肩が千切れそうなレベルで肩を掴むなや
わかってら〜な。んじゃあ。
「「行ってきます」」
学院に向けて街道をすたこら進む。
「グギャ」「グゲャ」
途中ゴブリン共に遭遇するも・・・
「「魔力弾!」」「グ・・ャ」
瞬殺し、足取り軽く突き進む!
「とまれぇー!オレたちゃ泣く子も黙るマッスr「うるさい!アースバレット」ぎゃっ!!」
途中盗賊に絡まれるも叩き潰し接続でロープを操り引きずる
そんなのが2.3回続き
学院のある街に着いた。
爺さんよ~旅って距離じゃあねぇよ~
孫娘可愛さに大袈裟なんだよー