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俺に恋愛なんてあり得ない  作者: 詩野聡一郎
第一巻
18/67

木曜日

 木曜日。

 村上は寝不足かあるいは炭水化物抜きダイエットでもしているのか、珍しく殺気だっていた。

 俺に対する言葉にも棘を感じるので、日中はなるべく村上を避けながら早々に帰宅をする。

 食事はもちろんカップ麺。

 今日で定番商品の塩・醤油・味噌を見事にコンプした。

 このカップ麺生活のささやかな楽しみは、このぐらいのもの。

 不摂生な生活にも、ちょっとぐらいは彩があったっていいじゃないか。

 まあ、でもさすがに連日カップ麺というのも飽きてきたので、そろそろコンビニで弁当でも買おうかな。

 母さんからの送金はきちんとあったし、お金には困っていない。

 相変わらず栄養は偏りまくっているが、どうせろくでもない人間になる運命だから好都合。

 誰かが注意してくるなら別だが、こんな俺の生活にわざわざ口出す奴なんて――


「――――」


 誰かの声を側頭葉が再生しようとした気配もしたが、前頭前野の管理者権限でブロックした。

 今日も理性はフル稼働で、脳内感情をしっかりコントロールできている。

 良い調子だ。あとは目の前のライトノベルを事務的に処理すればいい。

 おそらく今日中に読み終わることだろう。

 そうすれば、全ておしまいだ。

 何もかも、元通りになる。

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