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死ぬ気


 くそっ、息が苦しい。

 痛みで起き上がれない。


「あの方はこんな奴のどこを気に入ってるんだ?」


 グルドはそう言ってシャルルの元へ向かった。


 何をする気だ?


「きゃあ!」


 グルドはシャルルの光の壁を一発で壊した。


「お前を誘き寄せるためにこいつには頑張ってもらっていたが、もう用済みだな」


「おい、やめろ!」


「そう思うなら俺を止めてみろ」


 グルドは剣を振り上げる。


「やめろーー!」


 グルドの剣が振り下ろされる。


・・・・・・


 俺は何のために今まで強くなってきたんだ? 


 大切な人を守れないこの力に意味はあるのか? 


 俺は何でこの世界で生きてるんだ?


 

 ブチッ!



 俺の中で何かが切れる音がした。


「いいねぇ、その顔。やっと吹っ切れたか。

 この女にも価値があったな」


「黙れ」


「本当はお前がランク3なんだろ? 女が3なんてありえねぇもんな」


「お前を殺す!」


 俺とグルドの剣がまじわる。もう力負けはしなかった。


 グルドは左手で火魔法を放つ。

 それを回転しながらかわし、首元に向かって剣を振る。


 キンッ!


「やるじゃねぇか」


 俺は連撃を放つ。グルドは全て捌いていく。


 グルドがカウンターで顔面に向かって突きを放つ。

 俺の頬から血が流れる。


 グルドは突きを止めない。


 俺は下がりながらかわしていく。


 グルドがその場で回転しながら剣を横に振った。

 その剣は届かない。


 だが、空気が震える。


 何かヤバイッ!


 俺はその場で高くバク宙をした。

 後ろの柱が綺麗に切れる。


「今のをかわすか。なかなかやるなぁ」


 グルドが突っ込んでくる。


 俺はかわさなかった。


 グルドの剣が俺の脇腹を貫く。

 俺の脇腹から血が滲み出る。


 グルドはすぐに気づいた。


「お前まさか、わざと・・・」


 俺はグルドに向かって剣を振り下ろした。


 ズパッ!


「ガハァ!」


 グルドが倒れる。





「ハァ、ハァ、ハァ」

 

 俺はしばらく動けなかった。しかし残った力を振り絞って

シャルルのもとへと向かおうとした。


 しかしまだ終わりではなかった。


「まだだ」


 なんとグルドが立ち上がったのだ。


 グルドは両手に今までで1番の魔力を溜める。

 グルドの両手に生まれた炎は青い色になっていく。


 俺は覚悟を決めた。

 剣に風魔法を放つ。

 竜巻はどんどん大きくなっていく。


 この攻撃がお互いラストだ。

 これに全てを込める。


「楽しかったぜ、ノザキヒロト。

 だが勝つのは俺だ」


 グルドは炎を放った。


 俺は剣を突く。


 青い炎と竜巻が激突する。竜巻が青い炎を巻き込んでいく。


 建物は跡形もなく吹き飛んだ。


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