プロローグ
《日時:不明》
《地点:不明》
《主観:不明》
──!
──!
──!
一定の周期で体に響く、重く甲高い警報が鳴り響き。
暗闇と交互に回る赤い非常灯が、見る者の目を焼く中。
二人の人間──いや子供が、細い手をつなぎ必死に走っていた。
何処までも続く様な、先の見えない廊下。
同じ様な壁、同じ様な非常灯。
幾度も十字路に差し掛かるが、ひたすら真っ直ぐに二人は走っていく。
子供の片方、もう一人と比べて背の低い、細い方が不意によろけた。
床の僅かな段差に、足を取られたようだ。
一瞬だけそちらに目をやりながらも、すぐに強く手を引き強引に引き起こすと、勢いそのままに走らせる背の高い方の子供。
「頑張れ、『ミナ』! ハッ……ハッ……もう少し、で……【外】だッ!」
背の高い方、声からして少年だろうか。
背格好から言えば、年齢はようやく2桁に乗ったかどうかと言うところだろう。
その少年が、もう一人に叫んだ。
「う、うん……分かっ、た! もうちょっと、だよね『お兄ちゃん』ッ!」
ミナ、と呼ばれた、こちらは声からしておそらく少女だろう。
鳴り響く警報に負けないよう、叫び返す。
二人ともシンプルな〈貫頭衣〉……単一素材で出来た〈検査服〉、の様な物だけを身にまとい裸足で走っている。
足下も良く見え難い闇を、赤いライトがくるくると照らしては、闇に戻る。
「逃げて、ハッ……二人で……家に、『 』に帰るんだ……!」
少年がふと漏らした独り言は小さく、少女には聞こえなかった。
──その時不意に。
前方から、複数の人間の走る音が聞こえてくる。同時に、目を刺す様な光が二人の正面から浴びせられた。
『──居たぞ!』
どこかくぐもった声とともに、全身を覆う〈防護服〉の様な物を着込んだ、二人よりも大分大柄な数人の人影が現れた。着ている物のせいで姿は分からないが、聞こえた声は男性の物の様だった。
『動くな! そこで止まれ!』
静止の声を掛けると、人影たちは手に持った〈黒い棒〉を構える。〈棒〉からは、パシッと何かが破裂するような音と共に、暗闇に目立つ細い稲光が見えた。
「くそッ……誰が止まるかッ!」
悔しげに吐き捨てながらも、少年はすぐさま踵を返し、直近の十字路を左に曲がる。手を引かれる少女も必死に付いて来る。
二人はそのまま、懸命の逃亡を図った──が、明らかな体格差。子供と大人、所詮は逃げ切れるものではない。
目に付く曲がり角を次々に曲がって、一瞬視界から外れる度に僅かに距離が離れるものの。時を追う毎に、段々と追手との距離は詰まっていく。
「このまま、じゃ……追い付かれちまう……!」
少女の手を引き、全力で走りながら懸命に考える少年。しかし、状況を打破する様な良い案は浮かばない。
「どうしたら……どうしたらいい……?」
──と、焦る少年の目に、偶然一つの〈物〉が映り込んだ。
先程から、数回に一度。廊下を曲がる時に、目に付く〈物〉が。
焦りながらも、必死に思考を巡らせた末、少年は一つの答えに辿り着く。
「仕方……ないか」
小さな呟きと共に、一層強く少女の手を引く少年。
疲労してきたのか、荒い息をつく少女は。
その感触の違いに疑問を覚えたのか、揺れる視界の中ふと少年を見やる。
「はぁはぁ……お兄、ちゃん?」
少年は次の曲がり角を曲がると、そこにある〈物〉を確認して足を止める。似たような暗闇と回る赤い非常灯の景色が並ぶ中に、一つの違い。
壁にある、取っ手が付いた蓋──〈ダストシュート〉が、そこにはあった。
「はぁはぁ……いいかい、ミナ。お前は……〈ダストシュート〉から、逃げるんだ」
少年は素早く取っ手を引き蓋を開くと、中に首を突っ込み、機械の動作音等がしない事を確認して、一つ頷きながら少女に言う。
荒い息を整えながら少女は、少年に問い掛けた。
「え……じゃあ、お兄ちゃんは?」
「僕は……〈あいつら〉を引き付ける。僕達がこのまま、一緒に逃げてたら、〈あいつら〉に捕まってしまう。だから……ミナは、先にここから、逃げるんだ」
少女の両肩を手で押さえながら、少年は説得するように喋る。
合理的な、せめて妹だけでも助けたいと言う、少年の想いなのだろう。しかし、少女は素直に従おうとはしなかった。
「……イヤだ……そんなの、そんなの絶対イヤだよッ!?」
離れたくないという精一杯の拒絶を体全体で示しているのか、少女の肩を押さえる少年の右腕を両手で掴み。涙をポロポロと零しつつ、必死に少年に体を近付けようとしながら少女は訴える。
「お兄ちゃんと一緒じゃなきゃ、逃げられないよ!」
赤い光に照らされる、次々と零れ落ちる涙に苦い顔をしながらも、少年は静かに説得する。
「でも、このまま逃げても、二人共捕まってしまう……逃げる為には、仕方ないんだ」
「イヤッ!」
二人が押し問答している間にも、廊下に響く追手の足音は段々と大きくなり、迫ってきているのが分かる。
猶予は──少ない。
どうあっても聞き入れそうに無い少女に、仕方なく少年は強引な手段に出る。
「──ゴメンな」
「え?」
少年は、両手で押さえていた少女の肩から一瞬力を抜いた。すると近付こうとしていた力の均衡が崩れ、前に倒れかける少女。同時に少年はしゃがみ込み、自らの肩に少女を担ぎ上げる。
多少の体格差身長差があるとは言え、ほとんど少女と同じ体格の少年は、全くブレる事も無く流れるように一瞬の動作を成し遂げると、少女が反応する前にその体を強引にダストシュートに押し込んだのだ。
「い、イヤだよ……お兄ちゃんと、離れたくないよぉ……」
〈ダストシュート〉の縁に手を掛けて落ちないようにしつつも、最早完全に顔をクシャクシャに歪めて、ボロボロに泣き出してしまった少女。
それに対して、少年は精一杯の笑顔を見せながら告げる。
「大丈夫……ミナは強い子だから。無事に【外】の世界に行けるよ!」
「そんなの! そんなの、お兄ちゃんと一緒じゃなきゃ、逃げれたって意味無いもん! ミナ一人じゃ、何の意味も……」
うつむき涙をこらえる少女に、少年は何も言えなくなってしまう。
少年は考える。
自分も引き付けた後、すぐに逃げる。
だから大丈夫だ! ……そう言えれば、どんなに良いだろう。
だが、彼女はそれが不可能な事が理解できる程度には、もう子供ではない。
だからこそ、今生の別れになってしまいかねないこの別れを、許容できないのだから。
しかし──状況はそんな少年の躊躇を、許してはくれない。
『──おい、次はこの辺りだ!』
先程より近くで、追手の声が聞こえた。
時間が、無い。
焦りからか少年は無意識に自分の胸元に手をやる──と、何かに気付いた様に表情を変えた。
「──ミナ、〈これ〉をあげる」
言葉と共に、少年が胸元から取り出したのは、一つの〈ペンダント〉。
一本の細いチェーンに、〈赤い石〉と〈青い石〉がそれぞれはめ込まれた、二つの小さな銀細工の〈十字架〉が付いた物。
「え……こ、これ『お母さん』の……?」
少女の言葉通り、二人の母から少年に贈られたそれは。
別段高価な品ではないが、少年と少女にとっては大事な物だった。
「ま、待って、お兄ちゃん! これは、お母さんがお兄ちゃんに、って……」
「ミナが持っていてよ。僕は……無くても大丈夫だから」
「で、でも……」
迷う少女に、少年は優しく微笑みかける。
「大丈夫だって、僕もただじゃあ捕まらないからさ。そうだ! 【外】に出たら〈アレ〉を作ってあげるよ!」
「〈アレ〉?」
「うん──ミナの大好きな──『 』を作ってあげる!」
少女の顔が、少しだけ明るくなった。
それは、食事の約束のお陰か。
それとも、少女なりの空元気か。
「──うん、分かった! 絶対だよ! 約束だからね!? この〈ペンダント〉に誓って!」
「ああ、約束するよ」
微笑む二人。
……しかし。
『──見つけたぞ!』
一瞬、回る赤い非常灯の光を押し退けて、辺りを照らす白っぽい光。
──!
乾いた破裂音が、鳴り響く警報の合間を縫う様に、響く。
〈何か〉が高速で二人の間を通り抜ける。
〈何か〉は、幸いにも少女には当たらなかった──少女には。
それは、〈ペンダント〉を自らの首から外し、手に持っていた少年の〈右手〉に命中し、そのど真ん中を熱と共に通り抜けていった。
「──ッつぐぅわぁぁぁっ!」
「お兄ちゃんッ!?」
少年が、痛みに耐えかねたのか苦痛の叫びをあげる。
少女が驚愕で目を見開き、少年へ声を掛ける。
『バカ野郎! 捕獲命令だろうがッ!』
少し離れた位置から、焦った様なくぐもった声が聞こえる。
少年は、反射的に穴の空いた右手を左手で押さえ、その場に蹲った。
回る赤い光の中、やけにハッキリと見える黒い滴が、ポタポタと床へ吸い込まれていく。
『クソッ、オイッ! 死ぬ前に急いで確保しろ!』
ドカドカと駆け寄ってくる足音。それを聞いた少年は、気力を振り絞り立ち上がると──
「ミナッ! 行けッ!」
「ッ! お兄ちゃん!」
〈ダストシュート〉の端に捕まっていた、少女の小さな手を弾いて、少年は少女を暗闇へと落とした。
咄嗟に手を伸ばした少女の手は、少年の手に絡まっていたチェーンを掴む。が、細いチェーンがいかに小柄な少女とは言え、人の体重に耐えられる訳も無く。
ほんの一瞬だけ少年と少女をつないだものの、すぐに呆気なく千切れ飛んだチェーンだけをその手に掴み、少女は暗闇に飲まれていく。
少年の視界の中で、急速に少女が小さくなって──
「おにいちゃあぁぁぁぁぁぁッ……」
悲痛な少女の叫びが、暗闇に木霊する。
だが、見送る少年の表情は苦痛に歪んではいるが、同時にどこかホッとした様な、安堵も感じられる表情だった。
『クッ、面倒な事に……おい、急いで『 』に連絡しろ!』
くぐもっているが、声の調子は酷く慌てた様子の人影達。
少年は右手の痛みを堪えつつ、ジリジリと後ずさる。
──カチャリ
と、少年の足が何かを踏み付けた。チラリと目をやると、先程少女に渡そうとした〈ペンダント〉の〈クロス〉が一つ。
チェーンが千切れた時に、飛んでいたようだ。
少女には渡せなかったが、いまだ少年にとって大事な物である事に変わりはない。
そっと、人影達を刺激しないように拾い上げ──
──少年は、十分に注意しているつもりだった。
だが、傷の痛み、疲労、耳につく警報音。
様々な事柄が、気付かぬ内に少年の注意力を奪っていたのだ。
『今だ!』
少年の後ろから声が聞こえた。
くぐもった声──
衝撃。
白い稲光。
そして──何も映さない暗闇。
──それが、少年の見た……最後の景色だった。
□■□
《Α・ξ 1400》
《〈フォレス〉近郊》
《主観:???》
「──ッ! …………クソ……『いつもの夢』、か」
……最近、見る回数自体は減っていたけど……やっぱりキツイな。
起きた直後に胸に手を当てれば、ドッドッドッと自己主張激しい我が心臓が、8ビートを打ち鳴らしている。
同時に、手と胸に挟まれたペンダントトップの〈十字架〉が、少しだけヒヤリとした感触を伝えて──
「──おい、『ユーヤ』」
「うぉッ!? って、何だ……『ウォール』か」
「また、〈夢見〉が悪かったのか? こんな半端な時間に昼寝するからだぞ」
唐突に真後ろから声を掛けられて、再度飛び上がった我が心臓をなだめつつ振り返ってみれば。
ガッチリした体躯と、キッチリしたオールバックに、トレードマークである旧式だがサングラス兼用の〈多目的個人用端末装置〉を装着した大柄な男。
『オレ』の『仕事』上の同僚であり、『相棒』でもあるウォールがぬぼっと立っていた。
伝達事項でもあったか? と聞こうとした時──ふと。
〈何か〉が気に掛かり、オレは寝ていたベンチから起き上がると真上を振り仰いだ。
視界に入るのは、ムカつくぐらい真っ青な空と、ギラギラと輝く白い太陽に、昼間でもハッキリと見える緑色掛かった太陽よりもデカい月。
いつも通りの景色に、気のせいかと首を振りかけたその時、視界の端にポツリと白い点の様な〈何か〉が写り込んだ。
目を凝らして見れば、その点が移動している事が分かる。
つまり──
「──なぁ、ウォール……あの〈航空機〉どう思う?」
「ん? ……アレは……〈航空機〉だな」
唐突な、空を仰ぎ見ながらのオレの質問に、ウォールがボケで返してきた。
「いや、そう言う事じゃなくって、だな……いや、いい。アンタにどうでもいい事を聞いたオレが、バカだった」
オレが呆れるように肩をすくめて、首を振るとウォールが反論する。
「これは酷い事を言う……ふむ、そうだな……違う側面から見れば──こんな『ヘブン』の近隣空域を飛んでも問題ないという事は、〈反応炉〉は恐らく〈閉鎖循環型水素反応式〉だ。推進方式は現在使用中の〈ローターフィン〉と、後部スラスターの形状から通常空域用〈プラズマジェットエンジン〉のハイブリッド。つまりは〈高級士官仕様の特別機〉で、最高級クラスの〈輸送機〉だな。あんな代物に乗れるのは『よっぽどの偉いさん』だけと言う事だ──その位しか分からん」
……望遠機能も備えた〈MPT〉を操作しつつ、長々と解説してくれたウォールに、ついつい呆れてしまう。
「……いや、十分だろ」
「む、そうか?」
「ああ、それを最初から言ってくれっての! まったく……でも、それなら──気のせい、か」
「ふむ、何がだ?」
ぽつりと呟いたオレに対して、不可解そうにこちらを覗き込むウォールに、慌てて首を横に振る。
「あ、いや……何でもない」
──そうだ。
ただの勘違い、で気のせい……だ。
〈輸送機〉に、誰か──知っている人間が乗っている気がした、なんて──
オレは、不意にジクジクと痛み出した右手の古傷の痛みを、首から提げた〈十字架〉を強く握り締める事で紛らわせた。
「……む、『時間』だな。では、予定通り私は先行する」
再度〈MPT〉を操作しながら、ウォールが歩き出す……おっとそうか、もうそんな時間か。
「ああ、了解! 頼りにしてるぜ!」
「……頼りにするのは良いが、そちらは気を抜きすぎるなよ?」
「も、もちろん!」
「危険もほぼ無い『定期任務』とは言え、『訓練』と違う事は忘れるな」
そう念を押すと、ゆっくりウォールが歩いて行く。
その背中を見ながら、ふと思いついた事がありオレはウォールを呼び止めた。
「なぁ、相棒。ちょーっと今回、やり方を変えても良いか?」
「……急な予定変更は、作戦失敗の確率を……いや、言っても仕方がないか」
足を止めたウォールが、〈MPT〉の奥からジロリとこちらを見やる。
「聞くだけは聞く、簡潔に速やかに提示しろ。『不可能』や『無意味』で無ければ、実施も考慮しよう」
「お、おう! んで、提案の内容なんだけど──」
最近、同じ事ばかりで進展が無かったからな。
たまには少し、『やり方』を変えてみるのも良いんじゃないか、と思う訳で。
──さーて、『お仕事』の時間といきますかッ!
□■□
《Α・ξ 1400》
《『碧獄』上空 高度1500m》
《主観:???》
「──イヤァッ!」
──体に掛かっていた〈毛布〉を跳ね飛ばし、『ボク』はとび起きた。
起きたボクは、しばらくの間『自分』が、誰だか分からなかった。
……多分、今見た『夢』に、引き摺られていたんだと思う。
荒い息を吐いて、周りを確認するボクに、すぐ横から声が掛けられる。
「──『ミィナ』や、何か……怖い〈夢〉でも見たのかい?」
柔和で優しそうな顔立ちの、口の上だけチョビヒゲを生やした、髪もヒゲも真っ白な『おじいさん』。
……そうだ、『おじいちゃん』だ。
「う、ううん! 大丈夫! ちょっとだけ、そうちょっとだけ、びっくりしただけだから……大丈夫だよ、おじいちゃん」
すぐ隣の座席で寝ていた、ボクの唯一の肉親であるおじいちゃんが、心配そうにこちらを見ていた。
心配させまいと、ボクは笑い掛ける。
──そうだ。
ここは、知りもしないどこまでも続く暗い廊下じゃ無いし、回る赤い非常灯も無い。
それに──ボクも、あんな『子供』じゃない。
ボクの様子が普段通りに戻ったのを確認したのか、心配そうな様子を止めたおじいちゃん。
でも、ついつい普段の呼び方をしちゃったボクに、おじいちゃんが呆れ顔で指摘してきた。
「これこれ。『おじいちゃん』は止めなさい、とさっき言ったばかりじゃろぅ? ほれ、ちゃんと呼んでみなさい」
「う、うん……じゃなかった。ハイ! 『ニールス博士』!」
「よろしい。『ニールス少尉』」
「……」
「……」
……一瞬、二人とも無言になったけど、真面目な顔で見詰め合ってるとやっぱりダメだった。
「──ブフォッ。ホッホッホッ!」
「──プッ。アハハハハッ!」
ちゃんとした呼び方で呼んだのは良いけれど、何だか気恥ずかしくなっちゃって二人共ついつい笑っちゃうんだよね。
「ま、公共の場所だけじゃなぁ。二人だけの家族のワシらには、やっぱり合わんわい」
「うん、そうだね!」
──そう。
ボクに『兄弟』は居ない。
『両親』もだ。
居るのは、『おじいちゃん』だけ。
……なのに。なのに、なんで……あんな『夢』を見たんだろう?
…………あ、あれ? ボク、どんな『夢』を見たんだっけ? 忘れちゃった……
ふと疑問が浮かぶけれど、すぐにおじいちゃんに声を掛けられて、我に返る。
「ほれ、ミィナや。もうすぐ〈基地〉に着くぞい。制服に着替えてきなさい……っと、イカンイカン。ワシが間違えてしもうた」
「アハッ! ハーイ、ニールス博士! 着替えてくるね!」
おじいちゃんの言葉通り、座席前の〈投影モニター〉にはもうすぐ〈基地〉に到着するという表示が出ている。
〈ボク〉の新しい任地である、〈ヒムカス南部辺境第1基地〉。
通称〈【森】基地〉、へ到着するんだ。
さぁ、急いで『お仕事』の準備しなきゃ!
誤字・脱字・感想・評価・雑談etc..
よろしくお願いします。