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逆さ虹の森とはじめてのゆきの花  作者: くすだゆの
8/11

妖精の声

 


 ドングリ池はとても綺麗な池でした。


 そして、とても静かな池でした。


 ドングリを一つ、二つ、三つ。


 クックは投げました。


 これだけ投げれば叶えてもらえそうです。


 ポチャン、ポチャンと池に音が反射します。


 「ドングリ池の妖精さん。僕にゆきの花をくださいな」


 音が止み、クックの声だけが反射します。


 まだ願いは叶えられません。

 

 「どうしても欲しいの。逆さ虹を照らしたいんだ」

 

 声が帰ってきます。


 知らない声です。


 「どうしても欲しいの?」


 「冬の真っ暗らな逆さ虹の森を照らしたいんだ」


 「真っ暗が嫌なの?」


 「春や夏は秋は明るかったのに、冬の森は真っ暗でみんなと遊べないよ」


 「どうして遊べないよ」


 「暗くて見えないから、みんな家で寝ているんだ」


 「寝たら駄目なの?」


 「わるくないよ。でも、みんなでもっと一緒にいたいんだ。人間みたいに」


 「人間みたいに?」


 「うん。だから欲しいんだ」


 声はもう聞こえなくなり、綺麗な池には波紋が一つ。


 真ん中には、白く明るく光る花が水面に映えていました。


 「わぁ、ゆきの花だ!」


 クックはよろこんで駆けよります。

 

 そこが池なのを忘れて。


 「わぁ!」


 クックはポチャンと池に落ちてしまいました。。







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