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リアルな小説がファンタジーに勝てる点
どうせまた何か書き足すだろうからずっと連載中にしときます。
とりあえず一つ見つけることができたので書く。
簡潔に言うとそれは読者が読みやすい小説になると言うことだ。
私たちが日常で使う言葉はわざわざWikipediaなんかで調べなくても容易に意味を理解することができる。
つまり、読者は特に意味を考えることなく話を読み進めることが出来るわけだ。
逆にファンタジー要素が過ぎている場合、つまり現実には存在しない固有名詞や造語が大量に表記される作品(ex.パルスのファルシのルシがパージでコクーン)の場合、読者はその意味を理解するために脳みそのリソースを割かなければならない。
これがいわゆる読みにくい小説となる。
リアリティを重視する作品は新しいものを生み出すことは非常に難しい。
なぜなら、私たちは異世界やパラレルワールドを確認したことがないからだ。
つまり、大抵のものは現実にある(もしくはあった)言葉で事足りるのである。
それは結果として読者にとって読みやすい小説を提供することに他ならない。