96/194
■ 1. 最深部手前――空気が変わる
翌朝。
焚き火跡を消し、三人は洞窟の奥へ足を進めていた。
石壁に貼りついた黒い苔はさらに濃く、
空気はぬるい悪臭を含み、
歩くだけで胸がざらつくような重圧があった。
「……瘴気、濃すぎる」
千紗が袖口を押さえ、眉を寄せた。
リーネも弓を握りしめる。
「中層の最深部って、こんなに……」
「もう上級冒険者の領域じゃねえか……」
悠斗が苦笑しつつも剣を構える。
三人の緊張は極限だった。
そして——
奥から「ガアアアァァァ……」と嗄れた咆哮が響く。
壁の苔が震えるほどの低音。
地面の石が細かく震えた。
「来る……」
千紗が思わず息を飲む。
この作品はAI70%、作者30%で書きました。
感想とか頂ければ励みになります。




