■ 1. ギルドから届いた“特別依頼”
昼下がりのギルドは、いつもの喧騒と木の匂いに満ちていた。
三人がいつものように完了報告を済ませた直後、受付嬢のアウロラが紙束を持って近づいてくる。金髪を揺らしながら、少しだけ声を抑えて言った。
「白峰さん、悠斗さん、リーネさん。
——あなたたちに、ひとつ“中層ダンジョン”の依頼を出したいの」
千紗が瞬きし、悠斗は軽く首を傾げた。
リーネは真っ直ぐにアウロラを見ている。
「……中層?」
「ちょっと早いけど、あなたたちなら十分行けるわ」
アウロラが紙を渡す。
依頼内容は——
**『ガルナ洞窟・中層の魔物調査および素材採取』**
報酬:金貨1枚、銀貨15枚。
「報酬、高い……」
千紗が小声でつぶやく。
中層ダンジョンの魔物は、上層よりも明らかに危険だ。
返り血は多く、瘴気を帯びた傷もありえる。
しかし、報酬も桁が違う。
リーネが言った。
「私、もっと強くなりたい。
弓だけじゃ足りないって思ってたし……行ってみたい」
悠斗は千紗を見る。
千紗は不安げだが、目の奥に決意があった。
「……生活資金、もう少し欲しいよね。
新しい街に行くためにも」
ダンジョン産の魔物素材は、高級革にもなるし、牙は薬の材料にもなる。
金貨1枚は、三人が宿で一ヶ月は余裕で暮らせる額だ。
三人は顔を合わせ、静かにうなずいた。
「——行こう。準備して」
こうして、三人の初めての“中層”ダンジョン行きが決まった。
この作品はAI70%、作者30%で書きました。
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