◆3.森の浅層 ―
“スス鳥”との初遭遇と、初めての小傷
森の入り口は柔らかい木漏れ日に包まれ、
戦闘とは思えないほど穏やかだった。
木々の間を歩くと、
灰色の小さな鳥が枝から枝へと飛んでいく。
リーネが弓を構えながら説明する。
「スス鳥は、魔素が濃いところの“瘴気だけ”吸うんだよ。
害は小さいけど……急に突っ込んでくる癖があってね」
その瞬間。
――バサッ!
灰色の影が急降下し、
千紗の肩をかすめた。
「きゃっ……!」
薄い切り傷。
血がすっと浮かぶ。
悠斗が即座に前へ出て、
スス鳥を牽制する。
「千紗、大丈夫!?」
千紗は震える息を吐いた。
「うん……ちょっと痛いだけ」
リーネが鳥の動きを射抜くように弓を引き――放つ。
矢は羽をかすめ、スス鳥が距離を取った。
「チッ……次で落とす」
鳥はさらに速度を増し、
三人の頭上をぐるりと旋回した。
千紗はその姿を見つめながら、
胸の奥の“何か”がざわりと動くのを感じていた。
痛みではない。
もっと別の、
温かいような、
脈打つような感覚。
――治したい。
そう思った瞬間、
千紗の視界に淡い文字が浮かぶ。
### 【スキル適性:治癒】
### 【発現条件:他者の痛みへの強い共感】
### 【習得可能:治癒(初級)】
呼吸が止まる。
「……ゆうと……リーネ……
なんか、光が……」
悠斗が振り返ろうとした時、
千紗の指先がぼんやりと青白く輝いた。
この作品はAI70%、作者30%で書きました。
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