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余命宣告されたけど幼馴染と……  作者: コロンダ達磨
**◆ 第四章 ― 風の街の、二人の暮らし**
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**●15、 夕方の市場 ― 素直になれない“幸せ”**

 街に入ると、夕方の市場は昼間より柔らかい雰囲気になっていた。

 屋台の灯りが灯り始め、焼き菓子の匂いが風に混ざる。


「悠斗、あれ……かわいい」

 千紗が指さしたのは、果物屋の小さな串焼き。

 リンゴを薄く切って焼き、蜂蜜を垂らしている。


「食べる?」

「たべ……る」


 最後が少し小さくなる。


 買った串を受け取った千紗は、一口かじる。

 甘くて、ほんのり温かい。


「おいしい……悠斗も食べる?」

 そう言って、千紗は串を差し出す。


「いや、千紗が食べ――」

「一口だけでいいから」


 押し切られたように悠斗は一口かじった。

 蜂蜜の甘さよりも、千紗の視線が甘くてどうしようもない。


「……うまい」

「でしょ?」


 それだけの会話なのに、胸が妙に高鳴る。


 夕暮れの広場を抜ける頃、

 街の明かりがゆらゆらと灯り、風が心地よく吹いてきた。


 二人は、自然と宿へ向かっていた。


この作品はAI70%、作者30%で書きました。

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