4/194
**【小学校】“いちばん仲のいい子”から始まる、小さな独占欲**
小学生になると、二人は自然と同じ通学班、同じ教室。
* 千紗は明るく友達が多い
* 悠斗は控えめで静か
それでも、
「帰り道は必ず二人で」
という暗黙のルールがあった。
千紗が男の子たちと楽しそうに話すと、
悠斗は胸がざわつく。
その感情がなんなのか、彼はまだ気づいていない。
千紗もまた、
悠斗が他の女の子に話しかけられると、
不機嫌になって彼の腕をつかんだ。
**「ゆうとくんは、わたしと帰るの!」**
それは子どもらしい独占欲。
けれどその“子どもらしさ”の中に、
確かに恋の芽は生まれていた。




