**◆10、 キャンプでの会話 **
依頼を終え、街へ戻る途中。
二人は森の出口の小さな丘で休憩することにした。
陽が傾き始め、
空は薄い桃色に染まっている。
焚き火に火をつけると、
パチ、パチ……と木が鳴く。
千紗は持ってきたベリーを煮ながら微笑んだ。
「ねぇ悠斗。今日ね……すごく楽しかった」
「俺もだよ」
「スラピィも可愛かったし……
ああいう冒険なら、これからもいっぱいしたいな」
悠斗は火の光の中で、
彼女の横顔をじっと見つめる。
(……千紗の笑顔……
死ぬ前に、こんな風にまた見られるなんて思わなかった)
胸の奥がじんと熱くなる。
千紗はベリーの鍋をかき混ぜながら、
ぽつりと呟く。
「ねぇ、悠斗。
この世界に来て……少し安心したんだ」
「安心……?」
「うん。だって、悠斗が……元気なんだもん。
歩いてて……走ってて……
剣を振って、笑ってて……」
声が震えていた。
「……本当に、生き返ったみたいだよ」
悠斗は胸が締めつけられる。
そっと焚き火越しに手を伸ばして、
千紗の手に触れた。
「千紗。
……俺も、そう思ってる」
千紗は驚いて顔を上げる。
悠斗は照れながら続けた。
「こうして一緒にいられるのが……
この世界に来ていちばん嬉しい」
火の光が二人の顔を赤く染める。
千紗はそっと微笑んだ。
「……悠斗。
これから先も、一緒に行こうね」
「当たり前だろ。
……千紗とじゃなきゃ、嫌だよ」
その言葉に、
千紗の目が一瞬だけ潤む。
焚き火の音。
風の音。
夜鳥の声。
二人の距離は、
ゆっくり、けれど確実に縮まっていた。
この作品はAI70%、作者30%で書きました。
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