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第八十六話 夜 ― 避けられない決断
宿に戻る道。
空は、
赤く染まっている。
「……街を出よう……」
悠斗が言う。
千紗は、
頷く。
「……ここにいると……
誰かが……
傷つく……」
それは、
逃げではない。
前に進むための選択。
リーネが、
静かに言った。
「……次は……
中層ダンジョンの街だね……」
危険。
噂。
争い。
それでも――
避けては通れない。
部屋に戻り、
灯りを落とす前。
千紗は、
ぽつりと呟いた。
「……怖くても……
進める……」
悠斗は、
短く答える。
「……一緒なら……」
それ以上、
言葉はいらなかった。
夜は、
静かに深まり、
次の波乱を孕んだまま、
街を包み込む。
この作品はAI40%、筆者60%で書きました。
原案100%筆者。
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