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第八十一話 ◆ 夜 ― 無限という事実
宿に戻った後、
千紗は椅子に座り込んだ。
湯を飲む。
深呼吸。
「……魔力……
減らなかった……」
ぽつりと、
呟く。
悠斗は、
隣に座る。
「……無理……
してないか……?」
千紗は、
首を横に振る。
「……使えば使うほど……
流れが……
はっきりする……」
それは、
覚醒だった。
恐ろしいほど、
静かな。
リーネが、
腕を組む。
「……隠せなくなるね……」
千紗は、
小さく頷いた。
悠斗は、
剣を見つめながら言った。
「……なら……
もっと……
強くなる……」
それは、
決意というより、
当然の選択だった。
「……守れる範囲を……
広げる……」
千紗は、
微笑んだ。
「……一緒に……
進もう……」
言葉は少ない。
でも――
選択は、
もう揺るがない。
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街の灯りが、
窓の外で静かに揺れる。
三人の立つ場所は、
確実に変わり始めていた。
この作品はAI40%、筆者60%で書きました。
原案100%筆者。
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