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第七十三話 ◆ 夜の食卓
宿の一室。
窓からは街の灯りが見える。
千紗は鍋に具材を入れ、ゆっくりかき混ぜていた。
肉と野菜を煮込み、香草を落とす。
料理スキルが、また一段上がったのが分かる。
手順が自然で、無駄がない。
「……美味い」
悠斗が静かに言う。
千紗は少し照れたように、視線を逸らした。
「……ちゃんと……体、使うから……」
食事は、ただの補給じゃない。
**次の日を生きる準備**だった。
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食後、悠斗は新しい剣を布で拭いた。
刃に残るわずかな曇りを、丁寧に落とす。
「……怖さは……消えてない」
ぽつりと、言う。
「……でも……
それでも、前に出られる」
千紗は、彼の隣に座り、何も言わずに頷いた。
剣が強くなったのではない。
**剣を振る理由が、揺るがなくなった**だけだ。
この作品はAI40%、筆者60%で書きました。
原案100%筆者。
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