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第七十話 ◆ 夜 ― 屋上から見る街
宿の屋上。
柵に手を掛けると、
街全体が見渡せる。
ランタンの灯りが、
星のように散っている。
風が二人の、
頬を撫でる。
千紗が、
隣に立った。
肩が、
触れそうで触れない距離。
「……綺麗……」
「……うん……」
悠斗は、
街を見下ろしながら言う。
「……ここで……
少し……
強くなれそうだ……」
千紗は、
何も言わず、
ただ、頷いた。
その仕草が、
夕闇に溶ける。
街。
空。
風。
彼らは、
まだ旅の途中。
でも――
**確かに前へ進んでいる。**
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