173/194
第六十八話 ◆ リュネスの朝 ― 石と風の街
朝の光が、
街路樹の葉を透かして落ちる。
石畳は夜露を含み、
踏みしめるたび、
かすかな湿り気が靴裏に伝わった。
商人たちは、
まだ半分眠った顔で店を開き、
鉄を打つ音が、
遠くで一つ、また一つと重なる。
パンの焼ける匂い。
香草の束を抱えた少女。
水桶を運ぶ男。
――街が、息をし始める時間。
悠斗は、
その風景の中に立ち、
深く息を吸った。
(……ここで……
生きる……)
依頼は、
街道沿いの魔物討伐。
城門を抜けると、
音が変わる。
人の声が遠のき、
風の音が前に出る。
草の揺れる音。
革が擦れる音。
剣の鞘が、
歩調に合わせて鳴る。
千紗の神官衣は、
朝日に縁取られ、
柔らかな白を帯びていた。
リーネは、
一歩先を歩き、
矢筒を確かめる。
悠斗は、
二人の間に立つ。
視界が、
広い。
剣が、
軽い。
この作品はAI60%、筆者40%で書きました。
指摘や感想とか頂ければ励みになります。




