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第六十七話 ◆ 夜 ― 静かな確認
宿に戻った夜。
新しい剣が、
壁に立て掛けられている。
悠斗は、
それを見つめながら言った。
「……ちゃんと……
守れる気がする……」
千紗は、
湯を注ぎながら、
静かに答える。
「……うん……
でも……
一人で背負わないで……」
悠斗は、
小さく笑った。
「……分かってる……」
カレーではない。
でも、
温かい煮込み。
千紗の料理スキルは、
確実に上がっていた。
食卓は、
静かで、
穏やかだった。
剣術スキルが上がったことも、
装備が良くなったことも、
大事だ。
でも――
一番の変化は、
**悠斗が、前を向いて剣を握っていること。**
千紗が、
その背中を、
もう迷いなく見つめていること。
リーネが、
二人を信じて、
隣に立っていること。
それだった。
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