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第六十四話 ◆ 入街 ― 現実が戻ってくる
門をくぐると、
空気が変わる。
香辛料の匂い。
革と鉄の音。
行き交う人の声。
市場は活気があり、
冒険者の数も多い。
受付で入街税を支払う。
銅貨数枚。
細かな音が、
現実を感じさせる。
「……減ったね……」
千紗が、
財布を見て呟く。
悠斗は、
短く頷いた。
「……だから……
稼ぐ……」
その言葉に、
迷いはなかった。
冒険者ギルドは、
この街でも賑わっていた。
掲示板には、
紙が幾重にも重なっている。
討伐。
護衛。
採取。
ダンジョン調査。
悠斗は、
目を細めて見比べる。
「……これ……
街道沿いの……
狼型魔物……」
報酬は、
銀貨三十。
悪くない。
リーネが、
頷いた。
「……安全だし……
数も分かってる……」
千紗は、
静かに言う。
「……まずは……
装備……
整えよう……」
決まった。
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