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第六十三話 ◆ 立ち直り ― 火の前で
食べ終えた後。
悠斗は、
深く息を吐いた。
「……ありがとう……」
それだけ。
千紗は、
頷くだけ。
リーネは、
火を見つめながら、
ぽつりと言った。
「……生き残った人だけが……
悩めるんだよ……」
誰も、
否定しない。
夜は、
静かに更けていった。
十日の旅は、
まだ続く。
でも――
**心は、再び前を向き始めていた。**
十日目の朝。
丘を越えた先に、
淡い石色の街が見えた。
高すぎない城壁。
整えられた街路樹。
風に揺れる交易旗。
「……あれが……」
リーネが、
少し息を弾ませる。
「**リュネス**……
商人と冒険者の街……」
千紗は、
街を見つめながら、
小さく息を吐いた。
長かった。
でも――
ちゃんと、辿り着いた。
悠斗は、
剣の柄に手を置いたまま、
無意識に姿勢を正していた。
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