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018 ようやく総武線と成田線の改革と少し銚子の話

前回、女性陣のウナギへの関心から、霞ヶ浦を汽水湖に戻して、

ウナギ漁を復活させる話で盛り上がり、総武線や、成田線の

増線の話がほとんど、論じられなかったが、マーレはやはり

ベガ製の優秀なアンドロイドだけあって抜かりなくキチンと

仕事をしていたようだ。


まず、総武線だが、光に包まれた後、8線に増線されていた。

これは、貨物線を含まない路線の数であり、外房・内房線方面からの

貨物線は蘇我から地下に潜り、総武本線の成田方面からの貨物線は、

東千葉から地下に潜り、両線は千葉駅の地下からは複々線で、

なんと隅田川の側の両国駅まで繋がっていたのだった。


ここから先の貨物線の話は、貨物線改革の時に述べるとして、

8線に増線された旅客線について、千葉駅に入って来る方向から、

見てみよう。


蘇我方面からは、京葉線に流れた6線を引いた、

内房・外房合わせた6線が千葉駅に入ってくる。

総武本線の東千葉方向からも、6線が入って来るので、

合計12線が千葉駅に入って来る事になった。


千葉駅のホームは特急列車専用ホームを含めて8面16線あり、

そこから東京方面へは、8線が出て行くのだが、一番外側と

一つ内側の2線は、千葉―錦糸町間に新しく出来た

複数の新駅と今までの駅を交互に結ぶ各駅電車が走るようになっていた。


互いに1つ飛ばしなので、各駅停車では無くなり、

甲電車、乙電車と銘々されていた。


そのさらに1つ内側が快速専用で、内房線・外房線の快速の半数

(残り半数は、蘇我から京葉線へ)と、総武本線からの快速が走るようだ。


そして一番内側が、200kmで走る空港特急『百里』や、銚子行きの

特急『しおさい』などの特急専用路線だった。


空港特急『百里』は、東京を出ると、錦糸町―船橋―千葉―佐倉―成田の

順で止まり、終点の百里国際空港までの80kmを僅か、30分で結んでいた。


また、増線された、中央線を通って、新宿から出発、到着する、

空港特急『百里』もあった。

さらに、将来のロボ電のテスト用だろうか、新交通の『ゆりかもめ』の

ような乗り物が、8線ホームのさらに上を千葉―秋葉原間の各駅を

3分間隔で走っていた。


この新交通システムは、4階まで上がらなければならず

(3階は、乗り換え通路)新駅と以前の駅間の移動には少し不便だったが、

NR東日本としては、自動運転のため、運転手や車掌が要らず、

ほぼ全ての運行を管制室から数人で捌けることから、重宝されそうだった。


さらに、総武線の線路の位置も亀戸から船橋まで、500mから

1km程、南にズレていた。

逆に高砂から、進んでくる京成本線が、市川真間辺りから北へ

500m程上がっていたので、2線が程よい距離を保ちながら走ることで、

鉄道空白地帯が減少し、それぞれの乗客数も増えていた。


*********************************


次に単線でも、10両編成が走る、成田線についてだが、この成田線も、

複々線化(プラス貨物線が2線)されると同時に、大変革をしていた。


成田線は元々、成田を中心に、我孫子や銚子に路線を拡げる私鉄が

母体の鉄道だったので、我孫子から、成田に向かう路線は、

安食あじきあたりから成田方面に南下していくのだが、

変革後は新たに、安食駅の手前から、成田から銚子に向かう、

もう一つの成田線の滑川駅へ直線で向かう短絡線が出来ていた。


この滑川駅には改良増線された総武線の特急が成田空港で分離せずに

上がってきていたので合流し、次の下総神崎駅を過ぎると分岐して、

グッと北に向かって、利根川を渡り、霞ヶ浦に出来た人工島の

百里国際空港に繋がっていたのだ。


今までの各駅停車列車が、成田に向かい、増線された路線を走る、

快速電車が、短絡線を通って(短絡線には、2つ程、利根川を渡って

さらに3つ程、新駅が出来ていた)百里国際空港まで走るようだ。


線路幅は標準軌の1435mmに変更されており、快速電車も

空港特急『百里』と同じく200km走行が可能だったが、新駅5つに、

下総神崎駅、滑川駅、天王台駅、我孫子駅に停車して、

柏駅に向かうので、200km走行する区間は短かった。


また、NRの成田エクスプレスと同様に成田空港に向かっていた

京成スカイアクセス線は、印旛沼を過ぎると、北に向かい、

北羽鳥あたりで利根川を渡り、そこから北東に向きを変えて、

圏央道から分岐して、百里国際空港に向かう高速道路の空港線と

一緒になり、途中でNRの路線とも合流して百里国際空港に

到達していた。

こちらのスカイライナーも200km走行が可能で、

上野から30分で、百里国際空港を結んでいた。

(後に、東武線と入れ替わり、浅草発に変更になる)


NR成田線に戻って説明を続けると、我孫子駅側では、常磐線も、

北柏駅を出ると、取手駅まで直線の短絡線が出来ていたようで、

我孫子駅や天王台駅は、成田線になっていた。


そして、東我孫子駅と、天王台駅がドッキングしていて、

『天王台駅』になり、我孫子駅側の中間地点に新たに『東我孫子駅』が

出来ていて、我孫子市役所もその近くへ、移転していた。


また、ここでも通学する高校生たちに考慮したようで、

我孫子高校が、我孫子駅から徒歩5分の所に、

湖北高校が、湖北駅の近くに、布佐高校が布佐駅の近くに

移転しており、長距離自転車通学から解放された生徒達を中心に

『カグヤ信仰』が立ち上がっていた。


また、話がややこしくなるが、先程の成田から銚子に向かう

成田線も下総神崎駅から複線(プラス貨物線が2線)に増線されていて、

2両編成と短いが(高校生の登下校時は4両)頻繁に走っていた。

(こちらも自動運転システム)


*********************


「うーん、何かレトロな電車ですね」マーレが

NR銚子駅の端にある駅舎に1両で停車している車両を見て

つぶやいていた。


総武線や成田線が光り、大改革されてから、数日が経っていた。

霞ヶ浦が汽水湖に戻っているので、ルナ達の希望で、

佐原のうなぎ屋(霞ヶ浦から仕入れていて美味しいらしい)に、

少し安くなったウナギを食べに来た帰りに、

今度は鉄道好きなアラタの希望で、佐原から、銚子まで行き、

そこから出発する、『銚子電鉄』に乗りに来たのだった。


「元々は、京王電鉄の車両だからな」


「中古車両ですか」


「うーん、まず四国の松山にある、『伊予電鉄』に中古で売られて、

そこから譲渡された車両だから、中古の中古?かな」


「そんなに古い車両を・・、よっぽど経営状況が悪いのですか」


「いや悪いなんてものじゃなくて、いつ潰れてもおかしくない状況だよ。

まあ、銚子電鉄側は、それをネタに、お菓子の『まずい(経営状況が)棒』を

売ったり、『お願いします、潰れそうです。どうか、ぬれ煎餅を

買ってください』とPRして、頑張っているみたいなんだ」


「のどかな所ですね」


「人がいない・・」


「何もない・・」


20数分ほどで、終点の外山とやま駅に降り立つと、

女性陣が率直な感想を述べる。


「確かにこれは、(廃線になるのは)時間の問題かもな・・」


「いっその事、ロボ電の実験用に改革しますか」


「いや、うーん、こういう、レトロな風景も残したいんだよな」

アラタがロボ電のテスト用路線に変革することをためらっていると、

マーレが、とりあえず、ドライブに行きましょうと、

有名な青タヌキロボットを真似て、母が父の付き添いのため、

マンションの駐車場に置きっぱなしになっている、軽自動車を

「地球の小さなクルマー」と言いながら(瞬間移動)取り出した。

(女性に人気なダイ○ツの□□□)


途中の道の駅で、新鮮な魚介類などの食材を買い、

予約してある貸別荘に向かう。

今日は、バーベキュー道具も用意してあり、

手ぶらでバーベキューが出来る貸別荘に泊まる予定なのだ。


「ふふ、楽しみですね、ア・ナ・タ」


「ママに内緒の初お泊まり」


「新婚旅行の練習・・」


(新婚旅行に練習なんてあるのか?)と思いながら、

ギラギラした女性陣の目に

「お、おう、お手柔らかにお願いします」と言いながら、

マーレが出してくれた車の

前後に『若葉マーク』を張って運転席に乗り込むアラタだった。


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