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この世は全て夢あるいは幻

にゃおーん。くあー

アルフレッド研究所の猫のミーコがそこもこにあくびをした。

恐らくはこの研究所のろくでもない空気を察してのことだろう。猫は空気の清涼剤として優秀であるという私の独自の研究は正しく正しいものだったのだ。

ところで猫が空気の清涼剤として優秀であるということはこの世の中は夢幻私の妄想で始まり妄想で終わっているにちがいないのである。

なぜならあの通りを歩いている娘の内情を私は知ることはできない。おーいと声を掛ければ恐らくは嫌そうな顔をしてやあねえと言って立ち去るのであろう。ただどのようになぜ嫌な感情をしているかは私が決めているのだ。私がやーねーを嫌だと解釈しているから私は涙を流すわけだがそれはまったく持って私の想像のなかでしかない。

困った。実に困った、私は全ては自分の解釈で決まると気がついてしまったがために全世界いや私の世界の神様となってしまった。これは責任重大だ。私はワタシさんを幸せにするために最大限努力しなければならなくなってしまった。ワタシさんはひどく泣き虫なので滅多な事では嫌な解釈を、、あれが不味かっただとか運が悪かっただとかそういう悪い解釈ができなくなってしまった。その日から全ての目に写るものをラッピングしてキラキラにする私の戦いが始まった。のだがもはや3日で飽きてしまった。

いやはやこれ程果てのない戦いはない。

だれかワタシさんの面倒を見て欲しい物だ、、

そうだおい猫ワタシさんをソナタに託そうその代わりにオマエサンを貸してくれ。何、そんなに難しい事ではない。こうすればいい

「にゃおーん、にゃにゃおーん」

にゃおーん、にゃ、にゃにゃ。にゃにゃみゃーんにゃにゃにゅにゅわー。にゃ。にゃ。にゃ。

にゃにゃーんにゃーんゴロゴロゴロゴロ。にゃーん。にゃーんゴロゴロゴロゴロにゃーにゃーにゃー

にゃーんにゃにゃにゃーん。なうなうなう

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