【人物紹介】
【孫紹 伯偉】19歳(218年時点での数え年)
孫策の嫡男で、本作の主人公。
9歳の時に現代人が憑依転生し、元のソンショウの人格と同居している。
(元の人格が控えめなため、前面に出てくることはない)
赤壁の戦い直前から行動を開始し、孫呉を史実よりも有利に導き、益州や襄陽の攻略にも貢献した。
その後、孫権と交渉して孫家の当主へと成り上がる。
さらに曹操と劉備が王になったことに対し、自身も呉王を名乗り、中原へ進出。
劉備の裏切りなどもあったが、未来知識による新兵器などを駆使して、曹操を鄴に追い詰める。
しかし戦闘中に曹操が死亡したため、曹丕と講和して中原の覇者となった。
その後、献帝を洛陽に戻して、漢王朝を再興しようとしたところで龍玉を得る。
それを見た献帝が禅譲を決意したため、孫紹は呉王朝を開き、初代皇帝となった。
呉王朝は300年の永きに渡って繁栄し、孫紹は死後、聖龍帝と諡号された。
【周瑜 公瑾】44歳
孫策の親友だった智将。
嫁(小橋)の関係で、孫紹は義理の甥になる。
史実では210年に亡くなっているが、孫紹のサポートにより延命。
大司馬として軍を指揮し、孫紹軍を中華最強の地位に押し上げた。
呉王朝の成立後も軍事・政治に活躍し、王朝繁栄の礎を築く。
【陸遜 伯言】36歳
周瑜に匹敵する優秀な武将で、彼と共に孫紹を支えた大功臣。
孫紹の姉を娶ったので、義兄に当たる。
文武両面に秀で、孫紹の中原侵攻を実現させた。
様々なことを想定しているため、トラブルに遭っても冷静沈着に行動する。
周瑜の後に大司馬となり、さらに政治面でも活躍している。
【孫権 仲謀】37歳
孫堅の次男で、前の孫家当主。
孫策の跡を継いで軍閥を率いていたが、孫紹の優秀さを知ると、あっさりと実権を譲った。
その後は裏方に回り、孫紹をバックアップして皇帝にまで押し上げる。
呉王朝成立後は、主に洛陽に陣取って華北に睨みを利かした。
【孫郎 公叔】32歳
孫堅の5男で、孫策や孫権の異母弟。
途中からほとんど出てこなくなったが、益州牧として益州南部を統治していた。
劉備の侵攻にも粘り強く対抗し、孫紹の背後を支えた。
【甘寧 興覇】45歳
孫軍閥きっての猛将。
武力は最強格だが、意外と戦略を語る頭脳も持っていて、指揮官としても優秀。
史実では215年に没しているが、歴史が変わったせいで延命。
中原侵攻の実戦部隊の指揮官として、大活躍した。
【呂範 子衡】41歳
孫策時代から仕える勇将。
孫策に心酔していたため、孫紹の台頭を大いに喜んでいる。
その戦闘能力で中原侵攻に貢献した。
【魯粛 子敬】47歳
雄大な戦略構想を持つ鬼才。
早くから孫紹に協力しており、当主就任後も諜報・外交面で活躍した。
【龐統 士元】40歳
荊州攻略後に、周瑜に見出された才人。
史実では劉備陣営に参加し、214年に死亡しているが、この世界では孫呉に仕え続けている。
中原攻略戦では、後方から諜報活動に活躍した。
【蔣琬 公琰】31歳
荊州攻略後に、孫紹がスカウトした才人。
後半は出番が少なかったが、南陽の統治に活躍し、韓遂たちの説得にも成功している。
【孫桓 叔武】22歳
孫河の息子で、孫紹の親衛隊長を務めた。
呉王朝ではその才能を伸ばし、車騎将軍にまで出世した。
【魏延 文長】44歳
荊州攻略後に、スカウトされた猛将。
甘寧らと共に、中原侵攻の実戦部隊として活躍した。
【黄忠 漢升】71歳
荊州攻略後に、スカウトされた勇将。
高齢のため益州に回されていたが、厳顔と共に劉備の侵攻を押し留めた。
【黄蓋 公覆】65歳
孫堅時代からの宿将。
中原侵攻時は呂蒙らと共に、江東の防衛に従事していた。
【呂蒙 子明】41歳
孫策時代から仕える智将。
その頭脳を買われ、江東の防衛システム構築を任された。
中原侵攻時には、江東の防衛を指揮していた。
【張昭 子布】63歳
孫軍閥で文官のトップに立つ能吏。
優秀な政務能力と、謹厳実直な働きぶりから、皆に信頼されている。
呉王朝では初代丞相に就任した。
【張機 仲景】69歳
孫紹の希望でスカウトされた、後漢きっての名医。
彼が領内で医術を広めてくれたため、周瑜や甘寧、孫瑜などが長生きできた。
【劉備 玄徳】58歳
【関羽 雲長】57歳
【張飛 翼徳】52歳
【趙雲 子龍】51歳
【諸葛亮 孔明】38歳
史実で蜀漢を立ち上げた英雄たち。
孫紹と共に曹操と戦っていたが、途中で裏切ったため領地は取り上げられ、北辺防衛に駆り出された。
本来なら処刑されていてもおかしくないが、平和を優先した孫紹の意向で生き残る。
目の前で孫紹が龍玉を手にするのを見たため、野心は折れている。
【曹操 孟徳】享年64歳
三国の一角を担った英雄。
袁家を滅ぼしてから、荊州に攻め入るも、烏林で大敗。
その後も孫劉連合が史実より伸長したため、支配基盤が弱くなり、ストレスが激増していた。
おかげで孫紹との決戦中、突然死してしまう。
【曹丕 子桓】32歳
曹操の後継者だが、孫紹との決戦中に曹操が死亡したため、あっさりと降伏。
魏郡のみを領有する魏王として生き延びた。
やはり孫紹の瑞兆を見たため、野心を抱くことなく没している。
【司馬懿 仲達】40歳
曹操陣営で最強クラスの指揮官。
劉備の切り崩しや陽翟防衛戦で活躍した。
彼も洛陽で瑞兆を目撃したため、素直に呉王朝に仕えた。
以上で、”それゆけ、孫紹クン!”の完結です。
本作は孫策、孫堅に続くシリーズ物ですが、あえて孫権ではなく、ほとんど記録のない孫紹にスポットを当ててみました。
いかがだったでしょうか。
賛否ともにあるでしょうが、孫家3代に渡るシリーズを書き終えられて、筆者はそれなりに満足しております。
たぶん、孫呉シリーズはこれで打ち止めですね。
三国志としてはまた何かを書くかもしれませんが、素材は未定です。
そして次回作としては、また太平洋戦争に戻ろうと思います。
具体的にいうと、”未来から吹いた風”の続編ですね。
と言っても戦後を描くのではなく、また明治に戻ってやり直します。
ただし今回はタイムスリップではなく、軍人に転生する予定。
軍人視点が中心になるので、また違ったテイストにできるのではないかと思ってます。
まあ、書いてみないと分かりませんが。w
またしばし書き溜めをしてから、投稿を始めますので、興味のある方は気にかけておいてください。
最後に本作を楽しんでもらえたなら、下の★で評価をお願いします。
次回作への励みにもなりますので。
それではまた、別の空想世界で。




