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四話 決意

この家にメリーが来て、3年が経った。


この3年で、だいぶメリーのことが分かってきた


服装に、割と無頓着なことや


本が大好きであること


特に、美味しいものが好きなこと・・・それと大食いであることも


そして、"外"に興味があること


「ねぇ、ウェル」


「どうした?」


「私を連れていくって、今日はどこ行くの?」


「ギルドだ。ギルド長に呼ばれてな」


「ふーん・・・」


「まあ、大丈夫だ。ギルド長は結構優しいからな」


すこし不思議がるメリーを連れ、外に出た。


そして、俺たちはギルドにある、ギルド長の部屋の前に来た


「メリー、ノックを」


「うん、わかった」


メリーがノックをして、俺たちは部屋に入ってった。


「よお!いらっしゃい!ウェル、久しぶりだな」


「ああ、ギルド長こそ」


そこに居たのは、ガタイの良い筋肉質な髭の・・・おそらく中年男性だった

どうやら、ウェルとだいぶ親しい中のようだ。


「お前さんが、メリーか?」


「え・・・はい」


「ウェルがな、お前さんを探索科学者として学ばせてほしいって言ったんだ。」


探索科学者とは、ハンターを護衛として"外"に出ることのできる科学者のことだ。

主に、魔法が使えない人間が大多数を占めている、その為、自衛手段として全員が銃を扱える

そして、外に居る魔物の死骸の回収や、外に直接調査に出ることが特徴な仕事だ。


「ウェルが?」


「ああ!こいつは、見かけによらず優しいんだよ、はっはっはっ!」


ギルド長の手を肩に乗せられ、少し呆れながらウェルは言う


「ギルド長、本題を」


「メリー、お前さんが望むなら、探索科学者の見習いとして、ギルドで雇ってもいい。どうする?」


メリーは少し考えた後、答えた


「やります・・・やらせてください!私、"外"に興味があるんです!」


ギルド長は、笑みを浮かべ、こう言った

「その言葉を待ってた」


ギルド長は、いくつかの分厚い本が入った箱を机に置いて、隣に、一つの新品の拳銃を置いた

そして、話し始めた


「この本と拳銃、その全てをマスターしてみろ!そうすれば、お前さんも立派な探索科学者になれる!」


メリーは、覚悟を決めた目で言い切った

「わかった、やるよ。全部、完璧に」


「その意気だ!これを全部、メリー、お前さんにやる!そして、暴いてみろ!"外"の世界を!」


「うん!」


そして、メリーは本と銃の猛勉強を始めることになった。

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