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三話 手料理

外に出て早々、2人のチンピラに絡まれた。


「よお、犬顔の兄ちゃん・・・俺らはハンターなんだぜ・・・」


「死にたくなったら、金目の物を置いてくんだな」


ナイフを携え、俺の前に立っってきた。

俺は、いきなりの事態に、少し呆れていた

確かに、ここではいざこざなんかははつきものだ。

それにハンターは、限定的な条件下であれば人を殺すこともできる。

例えば、犯罪に対抗するため・自己防衛のためなど

・・・まあ、何かでっちあげるつもりなんだろう。

とりあえず、俺は

「お前らが、俺にかなうとでもおもってるのか?」

と、威嚇も込めて確認した。


まあ、案の定返しは・・・

「んだと、てめえ!」

「やっちまうぞ!」

と、威勢よくかかってきた


「ぎゃあああああ!!!」

先に悲鳴を上げたのは、チンピラたちの方だった。


何をやったか端的に説明すると

刀で奴らの腕を、ちぎれない程度に切り裂いただけだ。


俺は、携帯電話を出して、あるところに連絡をかけた。

「もしもーし、ギルドの人?チンピラとっちめたから、誰か人を寄越してくれ。あ、なるべく早くな」


数分して、ギルドの憲兵が到着し、チンピラ二人を連行していった。

ギルドはハンターを作り、その管理もしている

犯罪を犯したハンターも、ギルドによって処罰される


「やれやれ、面倒な目にあったな・・・さて、買い物行くか。」


気にせず俺は、買い物をするために市場に行くことにした。


ここの市場は、常ににぎわってる

食材・衣服・武器・薬品

それらがそろっているからだ。


とりあえず、俺の得意料理をふるまおう

そのために・・・


「雪エビ、まいど!」

「雪原菜、まいどあり」

「霜トマト、まいどさん」

「乾燥パスタ、まいど」


一通り揃えて、俺は家に帰った。


「おかえり、ウェル」

メリーは相変わらず本を読んでいた。


「メリー、今日は、俺が手料理ふるまってやるよ」


「え?ほんと?」

珍しくメリーが、少し興奮気味になっている

「おう!ほんとだ、出来上がるまでちょっと待ってろよ?」


そして、15分後

「ほい、おまたせ。雪エビと雪原菜のパスタ、サイコロ切りトマト和えだ!」


「おいしそう・・・」

メリーが素直に感情を出しているのを見て、俺も少し照れ臭くなってきた。

「よし、食うか!」


「いただきます」


10数分後、2人は料理を完食して、片付けに入ることになった

「メリーって案外大食いなんだな」


「美味しいものが好きなだけだよ」


「そりゃ・・・、うれしいな」


なんとも和気あいあいとした雰囲気で、二人は食器を片付けていった。

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