表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
輝夜、貴方の元に  作者: チベスナ。
2/4

0.プロローグ

初投稿になります!これからよろしくお願いします!誤字脱字、分かりにくい所など、あれば教えて頂けるとありがたいです。感想アドバイスなども頂けると嬉しいです!

 

母上様ははうえさまっっっっ!!!」

 立ち上る炎柱。ごうごうと音をたて、熱気が顔を燃やす。輝夜かぐやは女房たちにしっかりと捕えられ、腕を動かすこともままならない。ただ、手を伸ばし、燃えていく寝殿を見るしか無かった。母上がまだ中にいるというのに。無力である自分はどうすることもできなかった。


  母上はとても元気で、美しい人だった。母上といっても実の母ではない。私が成ったときからこの世界の事、生き方などを教えて下さったお方だ。


  この、"月の世界"の住人すみびとは子孫を残すということがない。ただいつのまにかそこに存在し、いつのまにか消える。母上様も私もいつかは消える。だが、母上様はまだ消える時ではない。消える時を待たずに死ねば、月の住人は下界の者《人間》になるという。母上なら、どんな所に居たとしても上手くやっているだろう。だが、下界は犯罪が多く食べる物も少なく、とても住みづらいと聞いたことがある。そんなことを言った者は誰であっただろうか。下界から戻ってきた者であったか。その者はいつも琴を掻き鳴らし、物憂げに空を見上げていた。そして、また下界へと戻っていった。


  母が亡くなり、2人で暮らしていた屋敷も燃え、輝夜には何も無くなってしまった。途方に暮れていた時、梅月のばいげつのみやが目の前に現れた。梅月の宮は彼の寝殿へと連れていって下さった。宮は、この世に成り、すぐにして月の都を支える官となられたとてもらすばらしいお方で、武芸に秀でていらっしゃる。輝夜は、そんな梅月の宮の住まいに住まわせて頂くことになった。

ここまで読んで下さりありがとうございます。長期連載になると思いますが、お付き合い下さると嬉しいです!私生活が忙しく投稿が空いてしまったりなどもあると思いますが、完結を目指し頑張ります。改めまして、よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ