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「殺します」と、だけいっておきましょうか。

作者: かまぼこ先生

「好きです!付き合って下さい!!」

うん!実に可愛い!このまま抱きしめてやりたいほど可愛い!

しかし

「あぁ...ごめん...俺...」

俺が何をした。

たったコンマ数秒で彼女の目から涙が溢れ出し、うずくまってしまった。

俺は勇気を振り絞った勇者に背を向け歩き出した。

「はぁ...またやってしまった...」

くそ!まただよ。wherukamutwu鬱time!!

「また振った。また振った。また振った。また振った。また振った。また振った。また振った。」

どうしてくれんだよ、僕までうずくまっちゃったじゃないか!!

「ブブッ!!!」

スマホが鳴く。

「なんだよ...」

今にも涙が吹き出しそうな顔を容赦なく照らす画面に目をやると、

「ひーちゃん泣いてるの?(´・ω・`)」

あぁ

「ひーちゃんあの女はどうしたの?( ˘・ω・ ˘ )」

あぁ

「また泣き目でうずくまりながら既読スルーしてんの?( `皿´)キーッ!!」

あぁ

「ねぇ」

あぁ

「ねぇったら」

「聴こえてるけど聴こえない方が幸せだと判断したから聴こえてないことにしてるだから邪魔すんな」

今日はついてないな。彼女作りに失敗するは、その元凶と遭遇するわで、まぁ、週に1度はこういうこともあるよね!気にしない!気にしない!

...

「ねぇ、ひーちゃん、もう帰ろう?」

「あぁ、帰るか...」

俺はいつまでこの無限ループを回り続けなければならないのだろうか。

誰か...助けて...ください。



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