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そうじゃなくて!!

作者: 千雫

「ヒロキくん…アタシ、ヒロキくんのこと…」


違う!そうじゃないんだよ!!アカリも笑ってないでなんとかしろよ!?誤魔化してるみたいだけど肩震えてるぞ!!


今の状況を説明すると、幼馴染であるフツメンとヒロキ(イケメン)とアカリ(イケメン)は突然現れた自称女神の生まれ変わりの少女に詰め寄られ、ヒロキがいつも通り返事したら勘違いされた

俺は殆ど話をスルーしてたから分からないけど、アカリを見る限り碌な話ではないのだろう


「いつも通り重要なところ抜かしてるから勘違いされてる」


「あー…ヒロキのそういうところ、結構有名なのに…なんて言ったのよ」


「君のことは女の子たちから(性悪で、ぶりっ子が)可愛いって(思ってることを)聞いてる…だよ、隠された部分は流石に僕にも分からないけど、なんとなくこんな感じかなって」


アカリの言葉に俺が苦笑いしてると周りの奴らも気がついたのか、同じような顔をしていた

一方ヒロキのことを知っている女子たちも俺たちのことを心配してくれて、尚且つどうやって彼女を引き離すのか話してるっぽい…なんか、親の仇みたいな目してるし…女子怖ッ


「…僕、ユウヤ(達)のこと(親友として)好きだから君に時間取られるのヤダ」


「ぐふっ…く…くく、ドンマイユウヤ!」


「笑いをこらえながら言うな馬鹿野郎!!ヒロキも勘違いされるだろう!」


「?なんのこと??僕は正直に言っただけだけど」


ヒロキの言いたいことは俺とアカリとの時間が潰されるのが嫌だと伝えたかったつもりが、肝心なところ抜けてて俺とヒロキができてるみたいになったじゃねぇか!!


「え…?」


この隙に彼女は女子達に連れていかれ、何人かの女子…おそらくそういうのが好きな奴らがすごい顔してた…尊いってなんだ?あと次回作が分厚くなるとか言ってるけど…


(ナニコレ可愛い!!)


首を傾げながら俺に聞いてくるヒロキと真面目にいう俺、そしてその二人を笑いながら見てるアカリ、それを見ていた者達はそんなことを心の中で荒れ狂うほど言っていた



事件から数ヶ月後、女子達の言っていた意味が分かったのは夏休みにふらりと立ち寄った大きなイベントで俺らっぽいBLの本というものが売っていて知った


「「マジか…」」


「??」

ユウヤ

主人公なのにかなりの苦労人で巻き込まれ体質

幼馴染で親友の2人とは幼稚園からの付き合い

フツメンと言っているが、実はイケメンで人気はあるが、2人に振り回されているため周りに同情の目を向けられてこっそり助けられている


アカリ

金持ちの孫で所謂御曹司、普通の生活を長年していた為、御曹司と最近知っても実感が湧かない

お金がちょっと人より多いんだなー程度の認識

知識がいっぱい得られる英才教育は好き

その血の運命さだめなのかS属性の王子系イケメンでユウヤを振り回す人物その1


ヒロキ

天才頭脳を持つわんこ系イケメン

ぽわんとしていて大事なところが抜ける傾向があるが結構有名故にみんなに見守られている

頭脳はあるのに機械音痴で機械類を弄れない残念系な天才

ユウヤを振り回す人物その2である


自称女神の生まれ変わり

ただの妄想に取り憑かれた女子

前世は人間と恋ができなかった為今回できるようになったという設定でヒロキは前世結ばれなかった相手だと思ってる

その後はみんなに遠巻きにされて卒後は誰も知らない


腐女子達

三人のやり取りで夏の新刊が決まった!

ヒロキ→ユウヤ←アカリっていいね!

いや、そこは三角関係!いえ、先生の登場でドロドロに!

もう!豹変したヒロキくんとドSのアカリくんでユウヤくんを可愛がるのが最高じゃない!!…!!それだッ!!

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