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異世界へ

うーんまあいいか適当で。

最近やったエロゲのヒロインから…。


「名前はナギサ」


ハンドルネームをリアルで名乗るような気恥ずかしさが襲う。


「ナギサというのか。いい名前だな」


メーカーの人たちありがとう。

なんとか乗り越えられました。


「ナギサはなにか覚えていることはないのか?」


なくはない。

だけど到底信じてもらえる代物でもない。

そう即座に判断し、ないと答える。


「ならば行く宛も無いということか」


ナオはこの会ったばかりの俺のために、真剣に悩んでくれている。

なんて男前な天使なんだ。

現世では女性に見向きもされなかった俺は、思わず静かに涙を流す。


「お、おい!どうした!どこか痛いのか?」


「俺のことをこんなに考えてくれて嬉しくて」


そんな存在親しかいなかった。


「ははは。当たり前だ。放っておくわけないだろう」


ナオは優しくそう言いながら、俺を両腕で包み込む。

この温もり…ただただ癒やされる。

まさに大天使…いや、ママ!


「行く宛がないのであれば私と一緒に街まで行くか?何か手がかりが見つかるかもしれないぞ」


ナオは優しい笑顔をこちらに向けてくれる。

断る理由がない。


「行く!マ…じゃなくてナオ!」

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