表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妹が最強すぎて冒険がぬるい  作者: 鳴嶋ゆん
第4章 王都にて
54/129

4-5 ゴアビレンス教

 50万PVそして1500ブックマーク達成ありがとうございます。

 日間総合でもずいぶん高いところまで上がってきたようです。

「そもそも、ゴアビレンス教ってどんな教えなんだ?」


「詳しくは知らなかったから、きちんと調べてきたの」


「さすが、アリサ」


「ゴアビレンスは戦いの女神で、嵐の神ザクバルの妻で太陽神レイアスの母なの」


「太陽神レイアスは有名だな」


「仕える僧侶はすべて女性で、強き男性を助けることを目的としているの。

 その関係で、勇者に仕える僧侶はいつもこの教会から出ているようなの。

 最近は王国騎士に仕えて妻になるパターンが多いから、それなりに入信者は多いようなの」


「仕えるって、どういうふうに仕えるんだ?」


「何から何まで仕えるみたいなの。

 戦いの支援から夜のお供まで。

 強き男性の子供を産むことは誉れのようなの」


「それってなんか男にとって都合の良さそうな教えだな」


「アリサもそう思わないでもないの。

 騎士以外にも、よく冒険者として活躍してる人も多そうなの」


「まぁ平和なご時世だと、冒険者の方に強い男性って多そうではあるな」


「そんな関係で冒険者ギルドと教会との関係は良好ですの」


「そういう教会とロレンス家とは、ずっと繋がってたのかな?」


「もともとは賢者アリサと聖女ナターシャが仲良かったことからはじまった関係だと思うの。

 もしかしたら、教会からロレンス家へ嫁いだ人がいたかもしれないけどそのあたりは特に文書を見つけれなかったの」


「今の話を聞いてて思ったんだけど、聖女ナターシャもきっと……」


「勇者シモンの子供を宿していた可能性は高いと思うの。

 とっても無念だったと思うの」


「あー、そうか。

 そうだったとしたら、そうだろうな、子供ちゃんと産みたかっただろうな」


「とりあえず、そんな感じの教会なの。

 だから装備のことはおいといても、一度行ってみるべきだとは思うの」


「んー、それなんだけどさ」

 ちょっとこういうことを言っていいのかどうか悩む。


「なんですの?」


「ゴアビレンス教会で新しい仲間を見つけれる公算が高そうなんだよな」


「アリサはそう思いますの」


「で、それってまず女性なんだよな」


「女性の僧侶しかいませんから、そうですの。

 ……あ、そういうことなのね……」


 言いたいことがアリサになんとか伝わったようだ。

「んむ、将来的にはともかく、今このタイミングで新しい仲間ってのが、なんというか……」


「それはそれですの」


「どれなんだよ。わからないよ」


「きっとなんとかなりますの。

 いえ、なんとかしますの」


「まぁ、アリサがそういうのなら」


「ちょっと話が変わりますけど、お兄様に報告しておいたほうがいいことがありますの」

 あらたまって、アリサが話し始めた。なんか少し恥ずかしそうに。


「ん、なんだ?」


「どうやら、アリサの能力が急成長してる感じですの。

 たぶん、1ヶ月分以上」


「え?

 一晩でってこと?」


「そうですの。

 たぶんお兄様とのことで急成長したと思いますの」


「一度でそんなに急成長するものなのか」


「いえ、一度じゃなくたくさんしましたの」


「……うん、たくさんしたね……」


「お兄様は想像以上にタフでしたの。

 ですから、2人や3人仲間が増えても大丈夫ですの」


「いや、それ、きっと大丈夫じゃないと思う」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ