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妹が最強すぎて冒険がぬるい  作者: 鳴嶋ゆん
第3章 王都への旅
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3-8 温泉

 山道を歩いていると嗅いだことのない臭いを感じた。


「なんか変な臭いがするけど、なんだろう?」


「これは硫黄臭ですの。

 この山が火山だと思うの」


「火山って危なくないのか?」


「んー、長いことこのあたりで噴火とか聞かないから大丈夫だとは思うんですの。

 それより、これは期待できそうですの。

 リィ、上空から探してほしいものがあるの」


「OK。何を探せばいいのかな?」


「お湯が溜まってるところとかあったら教えて欲しいの」


「了解」


 そう言うと、リィは羽根を羽ばたかせて上空へ飛び立った。

 しばらくあたりを伺っていたが、そのうちに


「それっぽいのを見つけたよ」


 どうやら、少し引き返したあたりに何か見つけたようだ。


「通り過ぎちゃってたみたいなの。

 引き返しましょ」


 茂みをかき分けて行くと、ムッとした硫黄臭に包まれた。

 しばらく進むと、あたり一面に湯気が立ち込めている。


「これが温泉ってやつか、話には聞いたことあるけど初めて見るよ」


「アリサも初めてなの。

 湯加減はどうかな?」


 アリサはそっと湯にふれてみて、あわてて手をひっこめた。


「ちょっと熱すぎるの。

 少し水で埋めるの」


 アリサは水魔法で水を注ぎながら、湯加減を確かめる。


「このくらいでよさそうなの」


 さっそくアリサは服を脱ぎだす。


「え、これにはいるの?」


 リィが驚いたように俺とアリサを交互に見る。


「魔族にも風呂にはいる習慣はある?」


「お風呂は好きだよ」


「ならまぁ似たようなものだ」


「いいお湯なの。2人ともさっさと脱ぐんですの」


 アリサはもうお湯に浸かってる。

 まぁしかたないか。

 俺も観念して服を脱ぎ始める。


 ふと気づくと、アリサとリィが俺の方をじっと見ている。


「こら、ガン見してるんじゃない」


「「えへへ」」


 リィもいつのまにか裸になっている。

 もしかして、魔法でそう見せているだけで実は服とか着てないんじゃないのか?


 俺もすばやく下着を脱いでお湯につかった。

 普通に風呂に入る時以上に、この解放感がいいね。

 プーンと硫黄の臭いが鼻につくが、さほどきついものでもないし、まぁこの程度なら有害ではないであろう。


 アリサはと見ると少々湯あたりしたのか、足だけ温泉につかって岩場に腰掛けている。

 こうして見るとずいぶん成長したよなぁ。

 あんなにおっぱい大きくなったんだ。

 感無量。


 リィの関心もアリサのほうにいったようだ。


「アリサのおっぱい綺麗、さわってもいい?」


 おいおい、俺が思っても口に出せないことを……


「ちょっとだけだよ」


 アリサの許可をもらってリィは喜び勇んでおっぱいをさわりだす。

 羨ましくなんかないんだからな。


「さわるだけなの、揉んじゃダメなの!」


 アリサがちょっと慌てだしてる。

 俺もドキドキしてる。


「ダメなの…………」


「リィ、やめなさい!」


 急いで俺はリィに静止をかけた。

 ちょっとアリサの気配が危ない。見てる俺の理性がもっと危ないのは言うまでもない。

R18じゃないのでこれ以上は作者も危ない

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