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妹が最強すぎて冒険がぬるい  作者: 鳴嶋ゆん
第2章 不死の王
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2-1 次の冒険者依頼

1章を分割するにあたり、「1-15 次の冒険者依頼」を「1-15 報告と納品」と「2-1 次の冒険者依頼」の2つに分割しました。

「話は変わりますけど、掲示板にあったマーケイン牧場の依頼の件、お聞きしてもよろしいですか?」

 話が一段落ついたようなので、次の話題にはいらせてもらった。

「なんか随分報酬が安いのとギルドポイントはそこそこ高めってになってますけど、なんか訳ありなんです?」


「あの依頼ですね。

 今日貼ったんですけど、さすがに誰も引き受け手がなさそうなんですよね。

 訳ありっていうほど複雑な事情はないんですが」

 サマンサが事情を話し始めた。


「マーケイン牧場は先代の牧場主が半年前に病で亡くなり、借金やらなにやらいろいろゴタゴタしていたようなんですが、やっとそれも落ち着いて跡継ぎの兄妹が再び営業を始めたようなんです。

 ただ今まで近くでは見たことのなかったフォレストウルフが数匹住み着いたようで、家畜の被害が出ているのをなんとかしてほしいと。

 ただ、まだ営業を開始したばかりで資金が底をついているので満足に報酬が払えないってことで。

 遠方でもあることですので、依頼遂行にあたっての食事と宿泊は牧場のほうですべて負担してくれます。

 マーケイン牧場の先代にはいろいろギルドもお世話になったようで、なんとかしてあげたいってことでギルドポイントは難易度より高めに設定しました」


「なるほど」

 まぁ美味しい依頼ではなさそうだな。

 でも、アリサのほうを見るとどうやら乗り気になっているようで。


「アリサはどう思うの?」


「お兄様さえよろしければ、引き受けてみたいかなと」

 兄妹ってところが気になってるのかな?


「それでは引き受させていただきます」

 サマンサに答え、依頼を正式に受注することにした。


「ありがとう。ギルドとしても、とても助かるわ。

 できるだけ早く行ってほしいんだけど、予定はどう?」


「特に予定はないので明日にでも。

 アリサも構わないよな」


「んーできれば、明後日ということじゃいけませんか?」


「何か用があるのか?

 なら、明後日向かわせていただきます」


 その後、地図で牧場の位置を確認し、依頼の段取りの説明を受けた。

 紹介状を受取、これを依頼主に提示し、最後に依頼遂行完了のサインをもらってくればいいようだ。

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