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妹が最強すぎて冒険がぬるい  作者: 鳴嶋ゆん
第1章 冒険者としての出発
15/129

1-15 報告と納品

 ヒアリス草の採集依頼を無事に終えたので、帰り道に冒険者ギルドへ報告と納品に行くことにした。


 もう日が暮れる時間も近いこともあり、この時間になると冒険者ギルドは報告に訪れる冒険者しかいないので、閑散としている。

 アリサは意気揚々と受付のサマンサのところへ。

「サマンサさん、昨日受けたヒアリス草採集依頼の納品に来ました」


「もう終わったのね。

 2-3日かかると思ってたわ」


「全部で80個あるはずです。確認してください」

 2人で集めたヒアリス草の入った袋を差し出した。


「80個……さっそく確認させていただきますわ。

 しばらくお待ち下さい」

 サマンサは袋を受け取ると、さっそく他の職員に手伝ってもらって、ヒアリス草の確認作業にはいった。


「アリサ、時間かかると思うから、他の依頼でも眺めていよう」


「はーい、わかりましたの」


 依頼掲示板を眺めていると、昨日は見かけなかった依頼が1件あった。


 ☆☆☆


  マーケイン牧場周辺のウルフ退治

  フォレストウルフ討伐

 (詳細は受付まで)

  報酬額 100G ギルドポイント10P


 ☆☆☆


「あまり難しい依頼じゃなさそうだけど、やたら報酬額が安いな」


「でもお兄様、ギルドポイントは10Pと高めですの。

 2人で行っても1人5Pですから、アリサも今日の分と合わせて Eランクに昇格しますの」


「詳細は受付までってなってるから、後で報酬もらうついでに詳しく聞いてみようか」


「はいですの」


「シモンさん、アリサさん、確認が終わりましたので、こちらへいらしてください」

 ちょうどいいタイミングでサマンサから声がかかった。


「ヒアリス草80本、品質も問題ありません。

 納品を完了しました。

 報酬の4000Gです。

 お2人にはそれぞれギルドポイント5Pも付加されました」

 サマンサから銀貨40枚を受け取った。


 この国では、

  1G=銅貨1枚

  100G=銅貨100枚=銀貨1枚

  10000G=銀貨100枚=金貨1枚

 ということになっています。


「ずいぶんな量でしたけど、昨日話がでたセクルア湖だったりします?

 差し支えなければでいいので、教えていただければ」

 サマンサから質問が飛んできた。


 アリサは俺のほうをちらっと見たが、俺が頷いてやると、

「一部は道中で採集しましたが、ほとんどはセクルア湖で採集しました。

 採り尽くしたりはしてないので、まだ採集できると思います。

 おおっぴらに宣伝されるのはどうかと思いますが、特に秘密にすることもありませんので、聞かれたらお話してもらって構いません」


「ありがとう。

 ヒアリス草はいくらあっても困らないので、また採れたらいくらでも納品してくださいね。

 残念ながら1ヶ月経たないとギルドポイントは差し上げれませんけど。

 あ、今の情報提供の見返りとしてはわずかですが、お2人にギルドポイント1Pずつ進呈できるように手続きしておきます。

 たぶん、問題なく進呈できるかと」


「わーい、ありがとうございます」


 アリサとの初依頼を無事に終えることができた。



第1章完了

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