一歩
作業時間午前2時から4時だったので誤字や、不明な文章などございましたらコメント等で報告お願いします
目を開ける
こんなに当たり前の動作を躊躇するほどの体験をあの数十秒の間に味わった。
俺は知らぬ間に立っていた…空の上に
しかしいつもとは違う空だった。
足元にも空があり頭上にも空が広がっている、
「凄いな…」
感心するような事を言うと
「良い景色だろう」
いつの間にか隣には黒いコートの男が立っていた。
俺は一歩後ろに足を引くと、男はそれを見て言う。
「驚かせてしまったね まぁ仕方ないとは思うが、 私の名は※※※※※」
丁度名前の部分が耳鳴りが入り聞こえず、周りの空が歪んだ気がした。
「すまないなまだ私の名はまだ言えないみたいだ、ぼちぼち本題に入ろうか その前に君は何から聞きたい事はあるか?」
男は微笑しながら聞いてくる
「聞きたいことは沢山有るがまずこの場所はなんだ 」
「私の世界だ 正確に言えば一時的に作られ維持される世界」
疑問が多い中、どんな言葉より頭に浮かんだ言葉
「中2臭い」
「ん?」
男は目が点になるような顔でこちらを見るが
そのまま俺ははなしを進める。
「まぁそこら辺の事はまぁ良いとして………俺は
死んでるのか?」
「死んだ…それは少し違う 君の外傷は銃で胸に2発足に1発の銃創、そして最後の胸への1発は心臓に銃弾がとどまっている」
「じゃあ死んでるんじゃ」
男はコートの内側ポケットから何かを取り出し俺の方に放り投げ
俺はギリギリで受けとる。
投げられた物は心臓だった
「うわっ! きもちわるっ!?」
男は俺を指をさして言う
「それは君の心臓だ 私がその心臓を戻せば君は一秒も持たないだろう 例えそのまま戻さずとも君の余命は三時間と持たないだろう そこで君に取引をしよう」
俺は唖然とするなかで取引と言う言葉に興がのり始める
「取引っても俺は死ぬんだろ? 」
男は少し口が綻び始め 俺の目をまじまじと見つめはじめた。
「私の出す取引内容は 俺の心臓を君にあげよう」
男の言葉は俺の予想の大きく上回る事を口走り男はそのまま条件の話をする。
「そして その代わりに君には5人の悪魔を殺して欲しい」
「あ……悪魔?」
ブゥン
謎の低音に男は真上を向き焦りはじめた
空は暗い紫色に代わり始め雲は白く光り異様な空気をかもちはじめる。
「時間がないな 説明するより体験をしてもらった方が良さそうだ」
実際この段階じゃこいつが言ってる10%も理解出来ていなかった
でも何かヤバい事に巻き込まれている事はもうわかっていた。
男の体は黒い影に侵食され始め砂のようにからだが小さい粒となり落ち始める。
「これから行く世界は君と同じ世界と同じ日本語で良い、しかしその世界はskillと言う特殊能力がある 君にはその世界で武器を取って悪魔と戦って欲しい」
「skill… 悪魔…」
俺は頭の中で考えるが男の言葉は何一つ理解は不可能だった。
「託したぞ 君に私の全てを」
男がその言葉を言った瞬間、
周りが白く光り始め俺は目を閉じた。
もう寝ます




