主な登場人物③
もう、“主な”でも無いですが、というか、作中で五行くらいしか喋ってない人もいますが、とりあえず。
“ラキ”
・イギルスタン軍第七師団第一部隊長の39歳。一児の父。
・身長/体重=178㎝/75kg
・年相応に乾いて皺を湛えた顔。
・二十年以上軍に所属し、10年以上部隊長を続ける苦労人。
・非常に慎重派、というよりは臆病な性格で、あまり前線に出張らなくていい部隊長という身分を得るために相当な努力をした。
・昨年彗星の如く現れたエリート兵士のイーフが師団長に就任したことで、現在は息子のような年齢の上司にこき使われ、第四師団長ロシェフの突飛なボケに付き合わされる日々。
“エマルサ”
・イギルスタン共和国初代総統にして、現総統の62歳。
・身長/体重=180㎝/80kg
・『血に飢えた西の獣』と呼ばれ、総統に就任してから三十年で引き起こした戦争は大小含め十を超える。
・軍略、統率力に長け、仕掛けた戦争では全戦無敗。若い頃は一兵卒ながら数々の武功を上げるなど、軍人としては極めて優秀。
・反面、政治手腕はからきし、というより興味が無く、専門家の大臣に丸投げし、それが逆に奏効している。
・孤独を好む性格で、部屋にはいつも一人だが、約十年前から、総統の執務室から妙な独り言が増えているという。
“アルマ”
・旧シンディオ及び現アブソビエの街で造船所を営む44歳。
・身長/体重=176㎝/85kg
・酒と音楽好きな恰幅の良い街の顔役。
・かつては船乗り(航空士)だったが、15年前から船大工に転向した。
・言動の豪胆さとは裏腹に、冷静な観察眼も持つ。
“カルウラ”
・世界を巡り魔奏石を売り歩く42歳。
・身長/体重=147㎝/36kg
・非常に小柄だが、れっきとした成人。というかオッサン。
・昔はそれなりの店を構えていたが、15年前から行商人をしている。
・結構力持ちで、いつも重たい荷物を持ち歩いているが平気な顔をしている。
・一応魔奏石を売っているが、実際は色々な日用品も扱う万屋。国によっては珍しいとされる品も取り揃えている。
“ドゴール”
ドゴールフォン・ローゼス・コーディシア
・コーディシア王国現国王の49歳。
・身長/体重=167㎝/95kg
・でっぷりとした肥満体で二重顎の顔に像のような目が付いている。
・思慮深い温厚な為政者だが、時として冷酷な判断を下すこともある。
・リートレルムの歴史の、かなり深い闇の部分まで熟知している。
・何はともあれ、ミーファからは常々「痩せてほしい」と言われている模様。
第九話では、再び作者の突飛な謎科学が炸裂します。怒らないで読んでくださいねっ!