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ドパガキの俺が気づいたら無の世界にいた件

作者: ナベ剣
掲載日:2026/10/22

 なんだ……これ……


 目は開いてるはずなのに……何も見えない……


 体の感覚も……ない……


 夢……なのか?


 そう思った。


 でも、夢にしては妙に意識がはっきりしている。


 考えられる。


 自分が何を考えているのかも分かる。


 だったら、目を開けているはずなのに何も見えないのはおかしい。


 声を出そうとした。


 けれど、声が出たのか分からない。


 そもそも、自分に口があるのかも分からない。


 手を動かそうとする。


 動かない。


 足を動かそうとする。


 動かない。


 いや。


 動かないというより――


 手も、足も、ない。


 周りには何もない。


 暗いわけでもない。


 黒いわけでもない。


「何もない」という言葉すら、正確ではない。


 だって、暗闇なら暗闇がある。


 ここには、それすらない。


 ただ、自分の意識だけがある。


 俺は考えている。


 それだけが確かなことだった。


 ――俺、死んだのか?


 答えはない。


 当然だ。


 誰もいない。


 誰かがいる気配すらない。


 じゃあ、生きているのか?


 それも分からない。


 生きているなら身体があるはずだ。


 でも、身体はない。


 死んだのなら意識があるのがおかしい。


 ……いや。


 死んだあとも意識が残ることだって、あるのかもしれない。


 知らない。


 知りようがない。


「……暇だな」


 口にしたつもりだった。


 何も起きない。


 何も見えない。


 何も聞こえない。


 何にも触れない。


 ただ、自分だけがいる。


 時間が経っているのかも分からない。


 一秒なのか。


 一時間なのか。


 一日なのか。


 それすら分からない。


 考える。


 考える。


 考える。


 それしかできない。


 そして、ふと思った。


 もし、この世界に俺しかいないのなら。


 ここで何を考えても、誰にも邪魔されない。


 誰にも否定されない。


 誰にも笑われない。


 誰にも評価されない。


 でも、それって……


 少しだけ。


 ほんの少しだけ。


 悪くないのかもしれない。




AIに小説書かせてみた

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