ドパガキの俺が気づいたら無の世界にいた件
なんだ……これ……
目は開いてるはずなのに……何も見えない……
体の感覚も……ない……
夢……なのか?
そう思った。
でも、夢にしては妙に意識がはっきりしている。
考えられる。
自分が何を考えているのかも分かる。
だったら、目を開けているはずなのに何も見えないのはおかしい。
声を出そうとした。
けれど、声が出たのか分からない。
そもそも、自分に口があるのかも分からない。
手を動かそうとする。
動かない。
足を動かそうとする。
動かない。
いや。
動かないというより――
手も、足も、ない。
周りには何もない。
暗いわけでもない。
黒いわけでもない。
「何もない」という言葉すら、正確ではない。
だって、暗闇なら暗闇がある。
ここには、それすらない。
ただ、自分の意識だけがある。
俺は考えている。
それだけが確かなことだった。
――俺、死んだのか?
答えはない。
当然だ。
誰もいない。
誰かがいる気配すらない。
じゃあ、生きているのか?
それも分からない。
生きているなら身体があるはずだ。
でも、身体はない。
死んだのなら意識があるのがおかしい。
……いや。
死んだあとも意識が残ることだって、あるのかもしれない。
知らない。
知りようがない。
「……暇だな」
口にしたつもりだった。
何も起きない。
何も見えない。
何も聞こえない。
何にも触れない。
ただ、自分だけがいる。
時間が経っているのかも分からない。
一秒なのか。
一時間なのか。
一日なのか。
それすら分からない。
考える。
考える。
考える。
それしかできない。
そして、ふと思った。
もし、この世界に俺しかいないのなら。
ここで何を考えても、誰にも邪魔されない。
誰にも否定されない。
誰にも笑われない。
誰にも評価されない。
でも、それって……
少しだけ。
ほんの少しだけ。
悪くないのかもしれない。
AIに小説書かせてみた




