ホットミルク色の真夜中
ホットミルク色の真夜中
ぼくは目を覚ました
窓の外に空を見上げれば
きらりと輝く
金平糖がたくさん
落ちてくるみたいに
真っ暗闇を覆い尽くす
まだみんな夢の中
金平糖に目もくれない
ぼくだけでひとりじめ
真っ黒のコーヒーみたいな夜に
じんわりと溶け込む
あの甘いお砂糖の味を
ぼくは知っている
寂しい夜を包むように
やさしくほほえむ
あのお星さまの声も
ぼくは知っているんだ
「おやすみ。」
空気に溶けてゆく声は
ぼくだけが拾った
そっと目を閉じて
みんなとおなじように
夢の中へ
ご覧いただきありがとうございました。
ホットミルク色の真夜中に目を覚ました。
誰かに届きますように。




