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0話 プロローグ

俺は死んだ。

()()

人が死んだら周囲の者たちは葬式を開き悲しむ。

それが普通だ。しかし、俺の場合そうではなかった。

生前の俺は超とつくほどのクズ野郎だったので親も俺の兄弟も清々した表情で葬式も開かず、誰も悲しまなかった。


いや、訂正しよう。一人悲しんだ奴がいた。それは俺の幼馴染だ。名は鈴原 香という女の子だ。彼女は俺がクズになった原因も俺が自殺した理由も知っている。


だが、彼女が何と言おうと俺はクズだ。彼女にひどいことを言ったしひどいこともした。尊厳を踏みにじる行為もした。そして後悔して、他人や家族からのいじめがひどくなって、限界を迎えた俺は首を吊った。


今思えば自業自得である。いい人生でもなかった。振り返ってみると生まれてこのかた愛されたことや誰かに好かれたことなんてない。そんな環境だったからこそ俺はクズになったのだ。

おっと、まだ名を名乗っていなかった。まぁ名乗る名前なんてないんだが,.,..俺のことはR氏と呼んでくれても構わない。それが一番いい。


そうこうしているうちに、真っ暗な視界に光が差し込んできた。蘇生したのだろうか、光がこちらへとじわじわと近づいてくる。


うわっ!まぶしっ!とか思いながらその光を受け入れていると...いや、無理やり受け入れさせられていると言ったほうが正しいか....

いっときしていると、視界がぼやけながら人影をとらえていた。もっと簡単に表現すると、おぼろげながらに浮かんできたんです。男と女の人影が...男と女が一緒にいるという事は男女が同じ屋根の下にいるという事なんです。


そんなバカみたいなことを考えてるうちに言語が俺の耳に入ってきた


「ストルニャ・マルチョク・ドロルス・ボイ!

ヤ・ホチュ・チョブ・オン・ロスティ・ドロルス・イ・ズドラヴ。

ダム・イムヤ・クラック。」

「ダー、トーシェ。

ノ・ヤ・ホチュ・チョブ・オン・ビル・ミャグニャ・イ・ドブル。

プスカイ・オン・スターニェ・ドロルス・イ・ラグニャ。」


ロシア語に似ている言語ではあるがロシア語ではない、ここはどこなんだ.....あれ?手が短い....小さい....という事は?転生した?

今自分で使える限りの頭をフル回転させ現状を確かめようとするが....腹減る、眠いの事しか考えられん。

赤ん坊の本能が邪魔をしているのだ。



あれから半年がたった。

この小さな頭でこの世界のことを少しだけ理解できた。

どうやらヨーロッパ系の土地らしい。しかも北欧。

時代的には、あまり前世住んでいた時代とさほど変わらないのだろう。

少し古いが電化製品らしきものがあるが、肝心の電気は見当たらない。

コンセントもなければ、電球すらない。

代わりにあるのは。丸い球体が浮きながら光をともしている。


まぁなんでもいいや、言葉を発せるようになってからいろいろと聞けば問題なかろう。

そんなことを考えるよりも今の赤ん坊ライフを楽しまねば、せっかくメイドもいるのだから。


そして、2年の月日が経ち歩くことや、言葉を理解できるようになった。

この世界の事もう少し調べてみるか



続く


次回予告

転生したR氏、転生先での名をまだもらっておらずなんと名乗っていいのかと考えていた矢先

彼が生まれた世界では子供が言葉を発せるようになってから名を与える文化を知る!

一体彼にはどんな名がつくのか!?


次回 名前

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