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どの道に進む?

作者: 玉川露二

さてとこれからどの道を行こうかと、目の前に広がる右、真ん中、左へ向かう道を眺める。


俺はしがない百姓のせがれである。


現在戦乱巻き起こる日々、あちこちで戦が起こり、そしてあらゆる城が攻め落とされ、あらゆる武将が名を上げ、そして運に見放された者は死んでいく。


そんな中、俺は家にいても邪魔者扱いされるため足軽に登用してもらおうと家を出てどこぞの城の元に行こうとしているわけだが…。

家から遥かにかけ離れ、初めて訪れたこの土地の辻で俺は立ち止まり、目の前の三つに分かれる道を眺める。


きっとこの三つの分かれ道で俺の未来が変わる。


「さてはてどの道を選ぼうか…」


指をそれぞれに向けて考え込んでいると、目の前にスッと光り輝く何物かが現れた。


その姿はまるで観音そのもの…。


「私はお前の村近くにある観音堂の観音である」


「…」


観音も俺も黙ってお互いを見合っている。


「…観音である、と言われたら色々と何かいうことがあるだろう」


「そうは言われてもこんな堂々と昼間から現われて観音だと言われても何をどう言えばいいのか分からん」


観音はコホン、と咳払いを一つすると、


「お前はこの三つの道のいずれかを選ぼうとしているだろう、それについてだが、私が手助けしてやろう」


「手助け?」


「そう、お前がそれぞれの道に進んだ先の未来をみせてやる。それでどの道に進むのか選びなさい」


「…」


お互い無言で見合う。


「なぜ?」


意味が分からな過ぎて質問すると観音は、


「まぁ暇だったからな。今は戦乱向きの武系の神々が人気で私のように見守る系は二の次だから」


と返してくる。まあそんなものかと納得しておいて、


「で、どのように見せるのだ」


と聞くと観音は指を三つの道に向ける。


「普通に道を選びなさい、その後は私に任せてくれればその道に進んだ未来が見える。お前にはその三つの好きな方へ進めばよい」


「ほーん…」


気のない返事をすると観音は何とも釈然としない顔で俺に指を向けてきた。


「どうにもお前は私という存在に敬意を抱いていないな」


「本当に観音かどうかと疑って話が先に進まないよりはいいと思うが。そもそも観音堂には子供のころからお参りはしているが俺はそんなに信仰心はない、ただ両親が行っていたからついてってただけだ」


そう言いながら腕を組み観音に身を乗り出し、


「たまにフラッとやってくる旅の坊主どもの霊験あらたかだという説教で今の俺のような話があったぞ、それぞれの道へ行ったがその全ての道に進んだ先の全てに酷い未来が待ち受けていて、全ての場面を見終えたところで『こんなことなら家にずっといるんであった』と後悔したところでハッと目が覚める。

その後悔する未来とは仏が見せていた夢で、目覚めた者はどの道も進まず家に帰る、という話だ。おまえはその話の通り俺を家に帰そうとでもしているのか?」


そう言いながらもっと俺は続ける。


「そのように旅の坊主どもはお前ら仏がどれほどありがたいものかと言うが、最終的にこのお札を買えば家が豊かになるであろうと仏の霊験あらたかな札を売りつけてくるではないか。

それを買ったところで家が豊かになった実感なぞ何もない、それにあんなはした金で買える豊かさなどたかがしれてるというものだ、その大元のお前らが全く効果もなにもない金で形成されてるかと思うとありがたみも全く感じられん」


観音は鼻でフン、と笑う。


「言ってくれるではないか。だがその正直さは認めてやろう」


そう言いながらも観音は改めて三つの道を指し示す。


「だがお前は無駄飯食らいと家に居づらい空気であるから食い扶持を求め家を出たのは知っている、仮に私がどんなに酷い未来を見せようがお前に帰る家など無いだろう、そんなわけで家に帰れと諭す気もさらさらない。さあ、さっさと好きな道を選ぶがよい」


「観音だってのに酷え言い様だ」


「信仰心の無い者に言われる筋合いもないわ」


まあそれもそうだと思いつつ、俺は真っすぐの道を指さす。


「まぁ、男ならまず真ん中だな」


すると目の前に立派な服に身を包み、立派な金の扇で自身を仰ぎ、広い間取りの部屋の一番奥で悠々と男たちに頭を下げられている俺の姿が見える。年のころも今の俺よりずっと上か。男らしい髭、そして恰幅もよく貫禄もあり悠々と口端を上げて笑う姿…。


「これは…」


「どうやら真ん中の道を進むと武将になる未来が待ち受けているらしい」


隣には普通に観音が立っている。なんだ、坊主の説教話とは違って観音も隣にずっといるのか。


しかしこの未来は中々いいじゃないか。

こんな大きい屋敷でこんなに立派な身なりで屈強な配下らしき男たちに頭を下げられるなど。家で無駄飯食らいと言われ馬小屋へ逃げ空腹と涙を耐えていた時の俺とは大違いだ。


いいじゃないか、この未来に来たらこの姿で悠々と家へ戻るのだ、そしてお前らが蔑んできた者がどれだけ立派になったか見せつけるのだ。そしてあいつらが俺の身分や金にあやかろうとしても決して何もしてやらん、あくまでも立派な身なりだけ見せてあとは素知らぬ顔でこの屋敷に戻る…。


「さて…」


武将の俺は扇をパチンと閉じてゆっくりと立ち上がる。


「これから隣国の何某(なにがし)殿、そしてその若君がいらっしゃる、我々のすべきことは…分かるな?」


屈強な男たちは大きく頷く。


「では歓待の準備を!」

なるほど、どうやらこの日は大事な客をもてなす日であるらしい。どのような者なのだろう。


そう思っていると目の前の場面が変わり、俺は目を見開く。


酒の場であるのは一目でわかる、しかし…あんなに立派な貫禄を持った俺が、上半身をさらけ出し、配下の屈強な男たちと共に腰をくねらせ腹を揺らし、滑稽な踊りをおどっている。


それを見ている隣国の何某殿とその若君か?特に御年(おんとし)三歳程度の若君は大爆笑して手を叩いて大喜びしている。


何某殿は大笑いする若君の頭を撫で、


「ほんにお前はこの屋敷の者たちの踊りが好きであるなあ」


とえびす顔で、武将の俺はそれに応えるようにもっと踊り狂い、若君は、


「アキャーーーキャッキャッキャッキャッ」


と子供らしい大声で笑い続けている…。


何となく分かった、この隣国の何某殿は俺よりも地位が高いのだ。それだから地位の高い何某殿に気に入られようと必死に若君のツボである踊りをおどっているのだ。


何だかガッカリした。立派な身分、立派な体格、立派な屋敷、立派な服、たくさんの配下…。しかしすることは変な踊りをおどって子供に取り入り、その親を懐柔させること…。


「この未来は気に入ったか?」


観音は俺にそう聞いてくるが、俺は大きく息を吸い込んでから大きく息を吐いて、首を横に振った。


「まず地位が高くなったのだけは分かった。候補には入れておく。だが別の道の未来を見てみたい、右の道をみせてくれ」


すると目の前の光景が変わる。


先ほどとは違った意味で立派な屋敷、その中で武家の者と相対する、さっぱりした姿の商人風の俺。


「ではこの鉄はこれほどお売りいたそう」


俺は武家の者相手でも堂々と話し、武家の者はどこか困った顔で、


「いや、我が殿はこればかりの量の鉄をと頼んでおるのだ、これではまるで足りん」


俺はいやはやそれは、と首を傾げ、


「しかしそちらの言い値ではこの分が妥当というものでございますぞ、誠残念ながら…」


と立ち去ろうとすると武家の者は慌て、


「待て、もう少し話合おう…」


おお、と俺は目を見開いた。


商人ではあるが、武家の者と対等に話すばかりか優位に立っているではないか。目の前ではひっきりなしに値段交渉を続ける武家の者、そして商人の俺。

武家の者は頭をかき、汗をかきあれこれ言っているが、俺は譲れない所は譲れないとガンとした対応をする。


「これは…いい未来ではないか」


先ほど腹を出して身をくねらせていた武将の俺より断然いい。


あれこれ言いくるめ武家の者を帰した商人の俺はやれやれ、と妻らしき品も愛想もいい女に声をかける。


「連日あのように来られては参ってしまうな。それも言うことはあれが必要だが金がないというものばかり。はてさて武将というのは悲しきものよな、戦で命を削っているのに金はろくにないときた」


「ほんに、哀れなものでございますなあ」


妻らしき女は俺をねぎらい、そんな中で使用人風情の女が湯の入った茶碗を持ち「どうぞ」と俺と妻のもとへ置いていく。その茶碗を目の高さに掲げ、うむ、と俺は頷いた。


「だがやはり今は茶碗であるな、窯元に金を出した甲斐あってこれほどのものができあがった。ここいらの武将は金がないゆえ、他の名のある武将の元へお目通り願い買い付けさせようか」


場面が変わる。


商人風の俺は、数人の使用人の男たちを引き連れ山の中を歩いていた。と、複数の武家風の者たちに取り囲まれた。


「なんぞ」


いきなりのことに驚いていると、ひときわ身なりの立派な男が現れた。


「貴様、何某(なにがし)屋の主人であろう。わしはそちらでよく鉄や他のもろもろの買い付けを配下に任せておったのだが、どうにも最近つれないようではないか」


商人の俺は顔を引きつらせる。


「何を持っている、見せい」


刀を持っている者たちに囲まれ反抗できない俺は荷物をすべて取りあげられる。

そして茶碗を引きずり出され、武家の者は「ほう」とあごを撫でた。


「わしはこのような物に興味はないが、それでも分かるぞ。中々によいものではないか。気に入った、これを持ち他国の武将との交渉取引に使わせてもらおう」


「それは…」


「あ?」


何か言おうとした商人の俺は、あらゆる戦で生き残ってきた男のひと睨みにそれ以上何も言えなくなる。


武家の者は俺の元に歩み寄り、刀を抜くとその刀の腹を俺の頬に当てた。


「お前は我が領地随一の腕のいい商人である、であるからしてある程度対等の立場で接するよう配下に命じそれを心がけてきたが、近ごろはまるで我らより自身の方が立場が上と錯覚しておるようではないか?よいか…」


刀の腹で頬をペチペチと叩かれ、


「貴様は一生わしの元でこの茶碗を作り続けることを命じる。逆らうのならばお前もろとも妻も殺すぞ、よいな」


商人の俺は青い顔でブルブル震えることしかできない。それも小便を漏らし「ひ、ひぃ」と情けなく涙目になって何度も頷いている。


「…」


その様子を見て、俺は観音に目を向ける。


「残りの左の道を見せてもらおう」


観音は目の前の光景を見て、


「情けない姿であるが、領地の武将に認められるほどの商才をもち、このように茶碗づくりの後ろ盾ができるのならばここはそんなに悪い未来でもないと思うが」


「そうなのかもしれないが、それでも左の道も見てみたい」


目の前の光景が変わる。


今まで見てきたのとは全く違う、粗末な家。


そこで今の俺と全く変わらない見た目の俺は、ムシロの上に横たわり、近くにいる妻らしき女を見る。その妻は…さっきの妻よりずっと見劣りする。なんて芋くさい顔なんだ。


「さて、そろそろ畑仕事にいくか」


「ん」


さっきの妻と違ってこっちの妻は愛想もない。眉間にしわを寄せているようなムッツリとした顔で軽く頷いて立ち上がる。


まるで俺が過ごしてきた家の延長のような光景だ。違うのは俺がこの女と結婚していて二人暮らしをしているということぐらいで。


家近くの畑仕事をしているのを見ていると、俺も女も無言で黙々と働いている。

まぁ見た目があれで性格に愛想がなくても働き者であるようだ。むしろ俺より手際がいい。俺が(くわ)でせこせこ土を盛り返しているうちに次の作業に取り掛かっている。見ている限り中々いい妻ではないか?


「…そうだな、俺にはこれくらいの未来が丁度良いのかもな…」


あの二つの未来と比べればこっちは何ともパッとしない地味な印象であるが、やはり俺はこういうのが向いているのかもしれない。


と、畑仕事をしている俺の元に何者かが声をかけに来た。


そいつは畑仕事をする俺の耳元で何かを囁き、俺の顔つきが変わる。


「出かけてくる」


「ん」


女はむっつりと返し、俺は鍬と大きい籠を背負うとさっさと畑から立ち去る。


場面が変わった。


俺は街道を歩き、通り過ぎざまの男から封書を手早く受け取り懐に入れた。

そのまま早足で歩き続け、茶屋に立ち寄る。


「おおい、飲み物を一つくれ、それと団子を二本。一つは焼いただけの、もう一つはあんこだ」


そう声をかけ縁台に座ると、「はぁい」と茶を持った店の女が現れ、俺は懐に入った封書を手早くとり袖の下から女に渡す。女もそれを手早く受け取ると着物のたもとに手早く隠し、


「はい飲み物、団子はただいま」


と店の奥に消えていく。


「…何をしているんだ、ここの俺は」


「忍びであるな。飲み物一つ、焼いただけの団子一つ、あんこの団子一つが合言葉であろう。今は密書の受け渡しをしたようだ」


観音の言葉に目を見張る。


「忍び…」


驚いた(てい)で呟いてみたが、その忍びというのがよく分からない。だが密書の受け渡しとは格好のいい雰囲気を感じる。悪くないんじゃないか。


働き者の妻をもつ百姓のかたわら、何かしら格好のいい雰囲気漂う忍びという仕事。二足の草鞋というところか、何かいいような気がする。


目の前で飲み物を飲み団子を食べ終わり金を払った俺は、一仕事終わった男の風格を漂わせ家へ戻っていく。


「今帰った」


「ん」


妻はムッツリしながら夕飯の用意に取りかかっている。


「湯でも飲むか」


ようやく妻が「ん」以外の言葉を言ったが、なんともぶっきらぼうな言い様だ。

だが目の前の俺は十分に慣れているのか、


「もらおうか、しばらく先の茶屋でも湯を一杯飲んできたがやはり一杯程度では歩くと喉が渇く」


「茶屋の湯はうまかったか」


「美味いもまずいもあるか、水を沸かしただけのものだ」


「何を食ってきた」


湯を注がれた茶碗を渡されたからそれを冷まし冷まし飲む。


「焼いただけの団子一つと、あんこを一つ」


ずず、と湯を飲んだ俺はそこで口をつぐみ、


「もしや土産に団子がほしかったか」


と妻に聞いた。妻は静かに黙って俺を見て、


「しばらく先の茶屋で飲み物一杯、焼いただけの団子一つ、あんこ一つ。それは何某(なにがし)城の忍びの密書受け渡しをする際の合図だろう」


目の前の俺の顔色が変わる。

そしてそのまま俺の体はブルブルと震え出したと思ったらその場に倒れ、よだれを垂らし喉を抑え、胃の中に入っていたものを吐き出しもがき苦しんでいる。


「お前、湯に何を入れた…」


その言葉を最後に、目の前の俺は動かなくなった。妻はそんな俺の様子を顔色も変えず黙ってみたままで、


「悪く思うなこっちも仕事だ」


というと俺の上の服をはだけさせ、俺の脇腹のイボのように盛り上がっている箇所の皮膚をつまむとバチバチとハサミで切り取り…血に染まる小さい管を取り出した。


その管のふたを開けると小さい巻物が出てきて、妻は手についた血を俺の着物で拭い中身を改める。


「ふん、お前がこの領地の重要な情報を隠し持っていると噂されていたが、まさかこのように体に埋め込んでいたとは。夫婦にならねば誰も気づけなかったろうよ」


妻はそう言うと、死んだ俺に見向きもせずさっさと家を出て行った。


「…」


俺は無言で、隣の観音も無言。

しばらくしてから観音は俺をちらと見る。


「全ての道の未来を見てきたが、お前どうする。それとも家に戻った未来も念のため見てみるか」


「いいや、それはいらん」


気付けば目の前にあるのは三つに分かれた例の道の前。俺は腕を組み空を見上げた。


「どれもまともな未来ではないな」


「とはいえこれがお前の未来だ。右の商人はわりかし安泰であると思うが」


俺はもっと空を見上げる。


「今更だがお前は本当に観音か?化け物が俺を騙そうとしているのではあるまいな」


「であればどうする、どう思おうがお前次第だ。信じて進むも良し、疑い戻るも良し」


俺はそのままのけ反る。


「しばし考えさせてくれ」


「ああ、考えるといい。どうするのか私も見届けよう」


うんうん唸りながらどの道へ進もうか考える。


だが今見てきた全ては未来のほんの一部。それもその全てがガッカリする場面中心の、情けない姿。


それでも、そんな中でも輝かしい姿で過ごす俺の未来もあるはず。

武将の俺、商人の俺、忍びの俺…。うーむ。


「答えはまだ出ないか」


「もうしばし待て」


「ああ、待とう」


俺はうんうんと唸る。


唸りながらあんな未来にならぬようになる方法はないのかと考える。少し行動を変えたらあんな未来は回避されるのではないかと望みをかけて。

だとしたらどの道に進めばよりよい未来になるか、最も良い暮らしができるかと考える…。


「まだ悩むか」


「まだ悩む、悩ませてくれ」


「ああ、悩むといい、私は待とう」


俺はうんうんと唸る。考える、悩む、唸る、考える、悩む、唸る、考える…。


* * *


「お母さん、これ何?」


俺を指さす子が隣の母に聞く。母はこちらをチラと見ると子供に慈愛の目を向け、昔話を聞かせるように語りかけた。


「昔ここで立ったまま岩になった人がいたんだって。この三つに分かれた道の真ん中で。きっとどの道に進もうか悩み過ぎて固まっちゃったのね。ほら悩んでるみたいに天を仰いでのけ反ってるように見えるでしょう」


「ここで悩みすぎると岩になるの、いやだ怖い、岩になりたくない」


子供から恐怖じみた声が漏れるが、それを聞いた母親はおかしそうに笑い飛ばす。


「そんなわけないわよ、ただの昔話よ。さ、家に帰りましょ。さーて、どの道に進もうかな…」


子供はまだ恐ろしさを感じる目で俺を横目で見てからサッと視線を外し、母にしがみつくように引っ付く。


「岩になっちゃう、悩まないでさっさと行こう」


母はおかしそうに、そして言い含めるように返した。


「大丈夫よ、その岩になった人みたいに悩む必要もないんだから。この道はどこを通っても最後は同じ道に出るの。この道はずーっとずーっと大昔からそういう道だったの」

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