07
どうしても平日は仕事で苦しい。そして、1話更新。
ならば休日はと頑張って4話更新。
しかし……。
「平日の1話更新じゃ、日間ランキングのトップ10からあっさり陥落すんのかよ……」
ランキングの現実は厳しかった。
成人の日を含む土日からの3連休での1日4話更新の後、平日1話更新だと、すぐに日間トップ10から陥落したのだ。
「……きっと、読んでる人たちも、期待してくれてる。やるしかない」
ここからはもう、趣味とは言えない世界に突入したのだ。
平日は2話更新、休日は4話更新。
猛スピードで物語を進めていく。
仕事中に、後輩や上司、下手するとクライアントからも顔色を心配されたりしつつ。
迎えた1月22日。
月間ランキングで11位になっていた。
「あと、ひとつ……」
だが。
12位とのポイント差は60ポイントなのに。
10位との差は6000ポイント。
「……ポイントでおれの後押しをしてくれる人がいれば、他の先生方の後押しをしてる人だって、当然、いるんだよな。くそっ。あきらめねぇ!」
よりおもしろい作品に仕上げるしかない。
ふらふらになりながらも戦いは続く。ポイントがおれの心の支えだ。