表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/43

01

空野奏多先生の「ブルジョワ評価企画」への参加作品です。

この物語はフィクションであり、実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。

 12月5日の朝。

 ぼんやりとした頭でいつものように『小説家になったろう』のホームを開くと、『メッセージがありますよー』という表記が。


「ん……? ああ、あいつかぁ……」


 読専の知人からの連絡で『おい、すぐにランキングを確認しろバカ!』と。


「バカはひどい……」


 まあ、でも、気になったので確認してみた。


 ……異世界転生転移ファンタジーで39位!? ふぁっっ!


 マジか!?


 作品名『ボインの伝説』は、前作『ケバい女神と異世界転生なんて考えたくもなかった』の続きに行き詰って、真夜中の異常なテンションの中で、突然設定を作り、朝5時までプロットと章題を考え、ストレスを紛らわすように書き殴った作品だった。あの日の仕事はエナドリを決めて乗り切った……。


 ボインなゲーム世界転生者が、脳内おっぱいトーク(独り言)で「だってBが大きくてGだもん」とか「BがGなんだから大きすぎてできるわけないよね」などと色々と苦悩しながら、ゲーム知識チートでゲーム世界を生き抜く、というありがちなブラコンギャグファンタジーだ。


 読者の皆様から頂けているのがポイント! なのか、ボインと! なのか、分からない微妙な感じはいつもあった。


「す、すんげぇポイントが伸びてる……まさか、おれにも『ブルジョア評価』ムーブメントがきたってのか!? ア、アクセスも確認して……」


 12月1日に第3章を書き終えて、完結。続き希望があれば、書くかも……みたいな感じにはしていたが、11月の月間アクセスが199,962だったのに、12月は4日までの4日間で122,577、だと?


「こ、これが、伝説の完結ブーストってヤツなのか。なんという破壊力……」


 あまりのアクセス数の伸びと評価ポイントの増加に身震いする。


「……これで続きを書かないとか、ダメ、だろうな?」


 だが、しかし。

 年末。

 仕事は鬼だ。地獄だ。


「こ、こんなに期待されて、おれにこの続きが、書けるのか……」


 身震いしながら、仕事に遅れないように、準備を済ませ、おれは家を出た。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

企画原案はこちら ブルジョワ評価企画

i583200
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ