78 交配
昨日は色々考えさせられた。
そもそも、種族差ってなんだ?亜人と魔物の差とは?
セイレーンと普通に交配できたじゃないか。
人間同士と何が違う?
いや、そりゃそれなりに違う処は有ったですよ。
セイレーン相手だし、水中で致すとなると…、水中だと俺の息が…と思ったら
(イオリ、マーマナ抱っこして♪)
(いいよ、はい、よいしょ…ぎゅっ)
(ぎゅっとしてるから、このままで…)
!! つ、つまり正面から立〇でってことかっ!!
後で聞いたら、セイレーンの長老に教わった通りなんだとか。
そういや、セイレーンの成体は完全人型なんだった。
人間相手でも交配できて当たり前と云えば当たり前か。
で、予定だと明日はダナイデ様。
ダナイデ様も人型だし、物理的な問題はないよな…
《 なーにグジグジ、哲学者気取ってんのよ。 》
ー お、お姉さま。なにか御用で。十分お愉しみ戴けたはずでは。 ー
《 御用が大有よ。釘刺しにきたの。 》
ー 何か問題でも? ー
《 お愉しみは結構だけど勘違いしてるでしょ。時間無いの件。 》
ー ? ー
《 人間側に伊織同様のキャラが出るまでの時間が残り少ない…かもよ。 》
ー な、なんですとぉー!! ー
《 理解したなら、モタモタしてないでサッサと決めなさいな。 》
…
…
言われてみれば、確かに有り得るのか。
人間側に…たとえば、セイコ・サオリ友の会に軍事オタクが加われば…
それに、何も無くてもマトモに攻めて2回失敗すれば、何か考えそうでもある。
「人間側が、脳筋体育会系ばかりと、いつのまにか思い込んでいたかもな…。」
「主さま、また独り言つぶやいてるーー」
「ご主人様、今、起きたばかりなので膝枕はちょっと…」
「すまん。ここは身内ばかりなので、気が緩んでいたようだ…」
そうだ、念のため聞いておくか。
「マーマナ、俺達が貰ったような、物凄い真珠でなくて、普通よりちょっといい感じのは結構採れるのかな。真珠以外の、サンゴとか、べっ甲とかの贅沢品でもいい。安定して再生産出来るのがいいな。」
「イオリ、真珠は再生産に時間かかっちゃうね。サンゴはサンゴ虫さんが安定して造ってくれるから大丈夫。べっ甲は安定はしないけど、ザラタンさんに頼めば、理由次第で大量に貰えるかも。」
「ザラタン?」
「ご主人様。ザラタンは大きな亀の魔物で、よく島と勘違いされます。」
「そんなに大きいのか、ミドリ。」
「個体数は少ないですが、ザラタンの墓場には大量にあるはずです。」
ご先祖様の抜け殻か。罰当たり者め…とか怒られるかな。
でも、サンゴだって、サンゴ虫の亡骸だけど。
「旦那さま、なにか思いつかれたのですね?」
「まだ、旨く行くかどうか不明ですが。
それに、何を策すにしても資金が有ったほうが手が広くなりますし。」
「旦那さま、キャビアならメガロドンが可能な限り準備してくれるのでは?」
「え?でも大切な卵では?」
「孵化するのは半分も無いですし、稚魚が成体になるのはもっと少ないですよ。旦那さまとの間に生まれた御子を数体、独り立ちできるまで旦那さまが保護なさる事でメガロドンも喜んで協力してくれるでしょう。再生産も安定していますわ。」
これはメガロドンに会いに行かねばなるまい…って。
また、ダナイデ様にうまく乗せられたのか。
「なるほど。ではダナイデさん、メガロドンさんに繋ぎ付けて戴けますか?」
「はい、旦那さま。道は出来てますけど塩湖までは遠いので途中1泊必要ですね。でも心配ありません。仮小屋も私が造ります。今夜は私の番ですし。」
う…ホントにダナイデ様と…ごくっ…。
し、しかし、どんな子孫が発生するんだ?想像がつかない…
「旦那さま。さすがに子孫は発生しませんですわ。動物と植物ですもの。その代わり、旦那さまは長寿化されます。数100年単位で。体の隅々まで私の気が巡って老廃物を綺麗にしますのよ。」
…スーパーベジタリアン効果がでると。
数100年…古代の伝説の王がやたら長寿なのは、まさか精霊様と??




