表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
68/191

68 ニケ再び

「ダナイデ様、マンディーさんに連絡できますか?」

「ダナイデでいいですよ。連絡は大丈夫です。できますよ。」

「じゃあ、また今夜、来てもらえるようにお願いしてください。」

旦那イオリさまには、良いお考えが出来たのですね。連絡はお任せください。」


ミドリもテイルもチラチラ見ているが何も言わない。

今までの倍近い大軍での攻撃になりそうで、不安なのだろう。


「まあ、今回とにかく追い返せば当分動員出来ないだろう。何とかするさ。」


何とかするにはパーツが一つ不足だけど、コレはマンディーさん次第だし…

むしろ問題は今回追い返したあとだな。資金の出所がハスモーン帝国なのが厄介だ。

エフタール王国そのものはどうなんだろう。

オリーミ公が大人しくなって、内輪で宮廷闘争だけやってくれれば最高なんだが。


…って、俺いつのまにか、完全に魔物側になってる?自分は中立のつもりだけど。

最悪、エフタール王国脱走も一応考えといたほうが良いかもなぁ。


………

……


ジャラランバードに着く。

ミドリとテイルが、二人で仲良く荷車リヤカー曳いている。


「主さま~~、到着したよーー」

「では入ろうか。ダナイデさんも、こちらへ…」


手をとると、ダナイデ様が優雅に降り立つ。

ただれだけで、(お、お、お~……)と周辺がざわめくが無視して店内に。


「毎々世話になっている、木村伊織だ。あるじのサールト殿、おお、また頼みたい。」

「伊織さま、いつもありがとうございます。…此方こちら様がマーマナ様?」

「いや、此方こちらはダナイデさん。」


(店主殿、ダナイデ様はさる高貴な出自だが、お忍びだ。くれぐれも内密にな。)

(やはり左様ですか。伊織様。周囲の空気そのものが違いますな。)

(今日は運良く貴族は勿論、司教や司祭にも会わなかったので助かった。)

(偉い方々は王都で今、会議をされているようですよ、伊織様。)

(それは好都合…)


「今日はダナイデさんのブレスレットを頼みたい。髪の色に合せたいと思う。」

「緑がかった繊細な金髪…お美しい…

細手の純金のチェーンブレスレットにエメラルドを配するのは如何でしょうか。」

「…うむ。ダナイデさん、なかなか良いかと思いますが、如何でしょう。」

「有難うございます。旦那イオリさまの、御心のままに…」


………

……


ブレスレットを注文して家路につく。

見上げる空にはやはりコカトリスがV字型に群れを成して飛んで…え?…ええっ…


「美味しそうな気を追いかけて来てみれば、また会いましたね、イオリ。」

「ニ、ニケの…確かエフソス様…」

「この、美味ないくさの気の出どころは貴方いおりだったのですね。」


突然のニケの出現で、ミドリとテイルが固まっている。

ダナイデ様は…首をかしげて微笑ほほえんでいるだけか…


「エフソス様、いくさの気と申されますが、私達は全然戦いませんが。」

「フッ…最前線の衝突など所詮しょせんは懐石のただの一品にすぎぬでしょう。

戦場全体を見通す軍略こそ一連のいくさの詰まったフルコースというもの。」


エフソス様、お姉さんと話が合いそうだな…バトルマニア同士……ぁ! そうだ。


「エフソス様、ただ鑑賞するだけでなく、ご自分もひと手間かけていただかれては?」


ド派手な役回りだし、きっと乗って来るはず…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ